塩ビ樹脂 7月のインド向け輸出は前月比50ドル高

2019年7月8日

 塩ビ樹脂(PVC)の7月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR940ドル/tで決着。前月から50ドル高と大幅な上昇となった。中国・その他向けも同880ドル/tと前月から40ドル高の一段高になっている。

 今回、輸出価格が上昇した要因として、南米メーカーのトラブルが挙げられる。これにより、アジアや欧米などの玉が南米市場に回り世界的に需給バランスがタイトとなった。

 台湾大手メーカーも、インド向け

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デンカ OPSシートなど8月1日出荷分から値上げ

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2019年7月4日

 デンカは3日、「デンカサーモシートBOPS」と「デンカスチレン系シート」を8月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅はどちらも7円/kg以上。

  同社ではこれまで、各種の合理化努力を実施してきたが、昨今の原燃価格や副資材、物流費などの上昇により、現行価格では安定供給と事業継続が困難であると判断した。

JXTGエネルギー 7月のベンゼンACPは635ドルに

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2019年7月3日

 JXTGエネルギーはこのほど、7月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を635ドル/tで決着したと発表した。

 6月のベンゼン市況は、月間を通じて原油価格に連動して推移した。こうした市場環境を反映し、7月契約価格は前月比5ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は73.7円/kg。

ダイセルポリマー 8月からOPSシートを値上げ

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2019年7月2日

 ダイセルポリマーは1日、OPS(二軸延伸ポリスチレン)シート「ダイセルスチロールBOPS」を、8月1日出荷分から7円/kg以上値上げすると発表した。

 原油・ナフサ価格とベンゼン価格の上昇に伴い、今月からOPSシートの原料であるポリスチレン樹脂メーカーから価格改定が発表されている。

 同社は引き続き顧客への安定供給継続のため、上昇コストの転嫁と採算是正を図る。

 

アジア石化市況 ナフサ安で相対的に弱含みに

2019年7月2日

 アジア地域の石化市況では、ナフサが前週比70ドルと大幅に下落したことで、6月第1週はオレフィン、芳香族とも相対的に弱含みの展開となった。ただ、ブタジエンやベンゼンなどは小幅ながら上昇するなど、他製品とは違う動きを見せている。

 エチレンは810~850ドル/tでの取引となった。原油価格に連動したナフサ安や誘導品の定修による影響に加え、ポリエチレン(PE)需要の低迷が重なり、下値で70ドル安と大幅に下落した。

 ナフサとのスプレッドは

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