東レ エアバッグ用ナイロン66原糸と基布を値上げ

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2018年11月19日

 東レはこのほど、自動車エアバッグ用途へ販売するナイロン66原糸と基布(原糸重量ベース)を来月出荷分から、いずれも130円/kg値上げすると発表した。

 現在、自動車エアバッグ用原糸・基布の主原料であるナイロン66ポリマーは、粗原料のアジポニトリルの供給不足を背景に世界的に需給が逼迫しており、価格が高騰している。また、こうした市況を受け、原料メーカー各社による大幅な値上げ実施も相次いでいる。

 アジポニトリルは、今後数年間は需要に対して供給能力の拡大が需要に追いつかず、供給力が大きく不足すると見られており、ナイロン66ポリマーは長期にわたり需給逼迫による価格高騰が継続する見通しとなっている。さらに、コーティング剤などの材料コストや物流コストも上昇しており、同社のエアバッグ事業を取り巻く環境は厳しさを増している。

 こうした中、東レは「トータルコスト競争力強化(TC)プロジェクト」を推進し、固定費や比例費のあらゆる項目について徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続けてきた。

 しかしながら、現在の原料価格高騰と原料メーカー各社の大幅な値上げは、これらの努力で吸収できる範囲を超えており、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制維持のためにも、同社は今回、価格改定の実施を決定した。

国産ナフサ 原油急落に連動し足元4万4000円/kl台

2018年11月19日

 C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、今年2月以来となる500ドル/t前半にまで下落。WTI原油価格が55ドル/バレル近辺まで急落していることから、ナフサ価格も下落基調を強めている。仮にこの状態が継続すれば、

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アジア石化市況 エチレン続落で1000ドル割れ

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2018年11月13日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが5週連続下落し、10月第4週は950∼1050ドル/tと前週から下値で115ドル安、上値で65ドル安での取引となった。下落基調に歯止めがかからず、昨年7月以来となる900ドル台にまで軟化している。

 中国経済の減速や

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