アジア石化市況 エチレン需要の減速で調整局面

2019年3月26日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは7週ぶりに下落し、3月第1週は1090~1135ドル/tと下値は75ドル安、上値は58ドル安での取引となった。前週まで低水準な在庫を背景に需要家の買いが戻っていたが、誘導品への価格転嫁が懸念されたことで引き合いが弱まった。

 スプレッドは、ナフサが前週並みを維持したため

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国産ナフサ価格 足元4万6000円前後の一段高に

2019年3月25日

 C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、3月に入り530~40ドル/t台で推移していたが、ここに来て550~60ドル台と一段高になっている。為替が円安に振れていることもあり、試算した国産ナフサは、14日に昨年11月以来となる4万7000円台を記録。その後も4万6000円前後で推移しており、この状況が継続すれば2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は4万5000円超となりそうだ。

 国産ナフサ価格は昨年後半以降、乱高下の様相を呈している。昨年4Q(10-12月期)は5期連続上昇し、5万4200円となった。しかし原油急落に連動しナフサも大幅安となったことで、今年1Q(1-3月期)は、

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ウレタンMDI 中国のスポット市況は上昇の兆し

2019年3月22日

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、春の需要期入りを前に中国スポット市況がようやく上昇傾向にある。足元では、モノメリックは2400ドル/t程度、ポリメリックは1500ドル/t程度で取引されているもようだ。

 昨年12月の底値からは、モノメリックはステイ、ポリメリックは200ドル/t程度の上昇だが、原料ベンゼンとのスプレッドは拡大している。

 ベンゼンACPは、昨年4Q(10-12月期)に比べ1Q(1-3月期)は200ドル/t程度下落。そのため、ポリメリックとのスプレッドは

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アジア石化市況 エチレン旧正月明けも高値維持

2019年3月19日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは上昇基調を継続し、2月第4週は1165~1193ドル/tと下値は30ドル高での取引となった。旧正月が明けた後も需要家の引き合いが強いことに加え、原油価格に連動しナフサ価格が昨年11月以来となる530ドル台となったことがエチレン市況を下支えしている。

 ナフサとのスプレッドは

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