ウレタンMDI 中国のスポット市況は上昇の兆し

2019年3月22日

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、春の需要期入りを前に中国スポット市況がようやく上昇傾向にある。足元では、モノメリックは2400ドル/t程度、ポリメリックは1500ドル/t程度で取引されているもようだ。

 昨年12月の底値からは、モノメリックはステイ、ポリメリックは200ドル/t程度の上昇だが、原料ベンゼンとのスプレッドは拡大している。

 ベンゼンACPは、昨年4Q(10-12月期)に比べ1Q(1-3月期)は200ドル/t程度下落。そのため、ポリメリックとのスプレッドは

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アジア石化市況 エチレン旧正月明けも高値維持

2019年3月19日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは上昇基調を継続し、2月第4週は1165~1193ドル/tと下値は30ドル高での取引となった。旧正月が明けた後も需要家の引き合いが強いことに加え、原油価格に連動しナフサ価格が昨年11月以来となる530ドル台となったことがエチレン市況を下支えしている。

 ナフサとのスプレッドは

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宇部興産 カプロラクタムの3月の価格は前月比130ドル高

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2019年3月14日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月の韓国・台湾大手向け契約価格を1765ドル/tで決着。2月の価格(同1635ドル/t)に比べ3月は130ドルの大幅高となり、2カ月連続での上昇となった。

 昨年のCPL価格は11月まで2000ドル/t台を維持するなど好調に推移していたが、中国経済の減速を背景に12月、1月の2カ月間で530ドル暴落した。

 しかし、石油輸出国機構(OPEC)の減産効果などにより原油・ナフサ価格が反転したことや、旧正月明けに川下製品の稼働が上がってきたことから、様子見だった需要家の引き合いが戻っている状況だ。

 スプレッドは、

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