東亞合成 来年1月出荷分から接着剤製品を値上げして採算是正へ

2018年12月6日

 東亞合成はこのほど、機能性接着剤製品を来年1月1日出荷分から10%以上(製品グレードによる)値上げすると発表した。

 原料価格の高騰や運送費の大幅な引き上げにより、同製品のコストが上昇し、採算が悪化している。同社は、これまでもコスト削減に注力してきたが、自助努力のみでの対応は困難な状況と判断。

 同社は今後も、適正な品質の製品を、適正価格で安定供給していくために、今回の価格改定を決定した。

 

日本アルキルアルミ 1月1日からアルキルアルミ製品を値上げ

,

2018年12月5日

 三井化学とアルベマール社の折半出資会社である日本アルキルアルミは4日、アルキルアルミ製品を来年1月1日納入分から20%値上げすると発表した。対象製品は、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルアルミニウムジクロライド。

 主原料であるナフサ価格、アルミニウム価格の高騰に加え、副資材やユーティリティコストも継続して上昇している。また、物流コストの上昇も顕著となっており、これらの傾向はさらに続くものと見込まれている。

 こうした厳しい経済環境の下、同社はあらゆるコストダウンに注力してきたが、コスト上昇分は自助努力の範囲を超えるものであり、今回の価格改定を決定した。

JXTGエネルギー 12月のベンゼンACPは660ドルで決着

,

2018年12月4日

 JXTGエネルギーは3日、12月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を660ドル/tで決着したと発表した。

 11月のアジア域内ベンゼン市況は、急落した原油価格に連動して推移した。こうした市場環境を反映し、12月契約価格は前月比125ドル/t安で決着した。なお、国内価格換算想定値は、80.4円/Kg。

 

アジア石化市況 エチレンが2週連続で上昇

, , , , , , ,

2018年12月4日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で上昇し、11月第3週は995~1050ドル/tでの取引となった。11月第1週に底を打ってから反転基調となっており、前週から下値で75ドル、上値で100ドル高と値を戻しつつある。

 ナフサとのスプレッドも

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

石化製品 10月末在庫は定修期終了で適正レベル

,

2018年11月30日

 国内市場における石化製品の10月末在庫は、エチレンセンターの大型定修が一巡したことから、一部定修の残る誘導品を除き巡航速度に戻りつつある。

 石化協の発表によれば、汎用樹脂のポリエチレン(PE)は、10月末の季節調整済み在庫率が低密度(LD)3.1カ月、高密度(HD)3.2カ月とほぼ適正レベル。ポリプロピレン(PP)はややタイトとなり2.4カ月、秋に定修があったポリスチレン(PS)は1.3カ月となっている。

 また、出荷については、輸出を抑え国内を優先している傾向に変わりはない。10月の国内出荷は

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について