UBE CPLの5月契約価格、前月比20ドル安

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2024年6月6日

ナイロン糸の市況低迷、ベンゼン高で採算が悪化

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、5月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比20ドル安の1700ドルで決着した。最終製品であるヤーン(糸)の市況が

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東ソー PPS樹脂値上げ、固定費・物流コストが上昇

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2024年6月6日

 東ソーは5日、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂「サスティール」全グレードを6月17日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「40円/kg以上」。

 同社はこれまでPPS樹脂の品質向上や安定供給、コスト削減に努めてきたが、種々の物価高騰を背景とした固定費、物流コストの上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えている。こうした状況下、今後の安定供給維持のためには採算是正が必要との判断から、価格改定の実施を決定した。

大洋塩ビ 塩化ビニル樹脂を値上げ、「17円/kg以上」

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2024年6月6日

 大洋塩ビは5日、塩化ビニル樹脂を7月1日納入分から「17円/kg以上」値上げすると発表した。

 同社はこれまで日本国内の顧客に安定的な供給を果たすため、生産設備・人員の合理化などあらゆる施策を講じてきた。 しかしながら昨今の生産設備の修繕・維持費および物流費の高騰、原料価格・用役費の高止まりなどのコスト構造の未曽有の変化により、収益は、自助努力だけでは操業継続に支障をきたしかねない危機的な状況にある。

 こうした中、今後も国内での安定供給を継続するため、価格改定の実施を決定した。

 

サンディック OPS値上げ、生産維持コストが増大

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2024年6月5日

 サンディックは4日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サンディックシート」について、7月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 現在、物流費、労務費、資材価格が高騰するなど生産維持コストが増大しており、事業運営に甚大な影響を与えている。同社は、継続して徹底した合理化に努めているものの、これらのコスト上昇を自助努力で吸収することは極めて困難なことから、今後の製品の安定供給を維持するため、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

アジア石化市況 エチレンは休暇前で引き合い弱く

2024年6月4日

BDも5ヵ月ぶりに下落、芳香族はまだら模様に

 アジア地域の4月第4週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の905ドル/tで取引された。これで3週連続の下落となる。各社の定修が明けてくる中、

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信越化学工業 塩化ビニル樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2024年6月4日

 信越化学工業は31日、塩化ビニル樹脂について、国内向け販売価格を7月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 原材料価格は円安の影響によって高値圏で推移している。また、労務費や資材価格などの上昇に伴い、安全・安定操業と品質の維持を継続するための設備メンテナンス費用の上昇も続いている。さらに輸送費、物流資材費、委託作業費などのコストも上昇している。同社は、継続的にあらゆるコスト低減に努めているものの、今後の安定供給を維持するために、価格改定が避けられないと判断した。

PSジャパン ポリスチレン値上げ、原料コストが大幅増

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2024年6月4日

 PSジャパンは3日、ポリスチレン樹脂「PSJ‐ポリスチレン」全グレードについて、7月1日出荷分から値上げすることを決め、需要家との価格改定交渉に入ったと発表した。改定幅は「キロ19円以上」。

 ポリスチレンの主原料であるナフサおよびベンゼンの価格が上昇しており、同社の原料コストを大幅に押し上げている状況にある。こうしたコスト上昇を、全て自助努力で吸収することは極めて困難なことから、今回、価格改定の実施を決めた。