アジア石化市況 エチレン反落でスプレッドが悪化

2022年9月13日

ベンゼンとキシレンは二週連続上昇、SMは下落

 アジア地域の7月第5週の石化市況では、エチレンは前週比18ドル安の865ドル/tでの取引となった。前週は、約4ヵ月ぶりの上昇となったが再び反落し、2021年7月以降で最安値を記録している。エチレンの需給バランスが悪化していることに加え、中国のセンターが稼働を再開するとの見方が出てきたことで、先安観が強まったことが背景。スプレッドも

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積水ホームテクノ ユニットバスなど10月から値上げ

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2022年9月13日

 積水化学工業の100%子会社である積水ホームテクノは12日、ユニットバス、介護・自立支援設備について、10月1日受注分から値上げすると発表した。改定幅は「7~32%」。

 当該製品は、今年4月に値上げした後も原材料費、物流費などの高騰が続いている。同社は、引き続きコスト削減や効率化を鋭意推進してきたものの、自助努力で吸収できるレベルを超えていることから、今後の安定した製品の供給とサービスの提供を図るため、今回、再値上げを決定した。

DIC エポキシ系可塑剤値上げ、植物油・包材費が上昇

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2022年9月9日

 DICは8日、エポキシ系可塑剤「エポキシ化大豆油(ESBO)」を9月19日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、ローリー品が「35円/kg」、缶・ドラム品が「40円/kg」。

 主原料の植物油はロシア・ウクライナ問題の影響や、旺盛なバイオディーゼル向け需要の高まりを背景に、需給は依然ひっ迫している。加えて、鋼板価格の上昇により容器費用も高騰している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断した。

 

三菱ケミカル C4誘導品製品を値上げ、用役費が高騰

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2022年9月8日

 三菱ケミカルグループは7日、C4誘導品製品について、今月19日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、1,4‐ブタンジオールと1,2‐ブタンジオールが「65円/kg」、テトラヒドロフランとポリテトラメチレンエーテルグリコールが「80円/kg」。

 エネルギー価格急騰に伴い、当該製品の生産にかかる電気・蒸気などの用役費が高騰している。同社は、今後の安定供給体制を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

アジア石化市況 エチレンは約4ヵ月ぶりに上昇

2022年9月6日

ベンゼンとキシレンも反発、SMは軟化傾向続く

 アジア地域の7月第4週の石化市況では、エチレンは前週比8ドル高の883ドル/tでの取引となった。3月末以来、約4ヵ月ぶりに上昇している。コロナ禍による行動制限が長期化している中国市場では、誘導品の需要回復の兆しが出てこない。センター各社の減産がしばらく続くとの見方が強まり、一部の需要家に玉を確保する動きが出ている。

 スプレッドも

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