UBE CPLの3月契約価格、前月比50ドル安

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2023年3月23日

台湾社の下落が影響、ベンゼン安も下押し要因に

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比50ドル安の1720ドル/tで決着した。前月は8ヵ月ぶりに上昇していたが、再び下落する結果となっている。スプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレンは需要回復で2週連続高

2023年3月22日

芳香族3製品も反発、スチレンモノマーは弱含み

 アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の895ドル/tで取引された。春節休暇明けの2週間で110ドルも急騰している。減産などで供給量が絞られる中、

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新日本理化 フタル酸系可塑剤を値上げ、原料など急騰

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2023年3月20日

 新日本理化は17日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)を4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「24円/kg以上」。

 昨今の電力やガス代などのエネルギーコストの急騰を受け、フタル酸系可塑剤の原料であるオキソアルコールや副資材の価格が大幅に上昇している。また、対象製品の生産エネルギーコストの急騰に加えて、運送費も上昇していることから製品価格に与える影響は大きい。

 同社は、こうしたコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だとし、安定供給継続のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

三井化学 PET樹脂値上げ、用役費・物流費が上昇

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2023年3月17日

 三井化学は16日、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の国内外品を3月25日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、国内品(岩国品)が「25円/kg」、輸入品が「4円/kg」。

 対象製品については、最近の燃料・電気代の高騰による用役費の大幅上昇に加え、時間外労働時間規制に伴う「24年問題」を控えた物流費の値上がりも重なり、製造コストの上昇が顕著となっている。同社は、合理化などのコストダウンを講じてきたが、もはや自助努力のみでは吸収できないことから、今後の安定供給の継続のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤とDOTP値上げ

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2023年3月16日

 ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「18円/kg以上」。

 ロシアのウクライナ侵攻以降、燃料価格が上昇し、高止まりの状況が続く。これに伴い、可塑剤および主原料のオキソアルコールのユーティリティコストが上昇。加えて、可塑剤の運送費は海上、陸上ともに上昇している。こうした中、同社は、今後も原料を確保し現状の安定供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

三菱ケミカルグループ BPAとAMSを値上げ、採算是正を図る

2023年3月16日

 三菱ケミカルグループは15日、ビスフェノールA(BPA)およびアルファメチルスチレン(AMS)について、4月1日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始すると発表した。改定幅は、BPAが「35円/kg以上」、AMSが「30円/kg以上」。

 昨今のエネルギー価格急騰に伴い、生産にかかる電気・蒸気などの用役費に加え、物流保管費などの諸経費の上昇も避けられない状況にある。同社は、こうした大幅なコストアップ分に自助努力のみで対応することは困難なことから、採算是正と安定供給維持のため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。