UBE CPL4月契約価格、前月比30ドル安に

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2023年5月10日

台湾社の値下げが重荷、ベンゼン上昇で収益悪化

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、4月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル安の1690ドル/tで決着した。

 原料ベンゼンのアジア価格(ACP)が上昇したため、スプレッドは前月比55ドル縮小の715ドルと大きく悪化している。4月のCPL価格が

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アジア石化市況 エチレンはナフサ安で3週続落

2023年5月9日

芳香族は3製品とも上昇、SMも4週ぶりに反転

 アジア地域の3月第4週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の940ドル/tで取引された。原油・ナフサ安を背景に3週連続の下落となっている。ナフサとのスプレッドは

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カヤク・ジャパン 産業用火薬類値上げ、原料価格が上昇

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2023年5月8日

 カヤク・ジャパンは28日、産業用火薬類について8月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、硝安油剤爆薬、含水爆薬、電気雷管、電子遅延式電気雷管、導火管付き雷管、導爆線、カヤコード25、バンチコード、導火線、黒色鉱山火薬で、改定幅は「現行価格の10~30%」。

 昨年の値上げ実施後も、爆薬および火工品類の主要原材料である硝酸アンモニウムおよび銅、アルミニウムの価格上昇に歯止めがかからず、加えて、電力などエネルギーコストや人件費も高騰している。同社は、企業努力による吸収が限界に達したと判断し、今回、値上げを決定した。