塩ビ 9月のインド向け輸出価格、2ヵ月連続で上昇

,

2023年9月4日

中国品や米国品が減少、先高観で需要家が玉確保

 塩ビ樹脂(PVC)の9月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比70ドル高の950ドル/t、中国その他向けが同70ドル高の885ドル/tで決着した。両地域とも2ヵ月連続で上昇し、インド向けは5ヵ月ぶりに900ドル台を回復している。中国品や米国品の流入が弱まり、先高観が強まったことが背景にある。

 台湾大手メーカーはインド向け

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ENEOS 9月のベンゼンACP、前月比55ドル高

,

2023年9月4日

 ENEOSは1日、9月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を「950ドル/t」で決着したと発表した。2ヵ月連続の上昇。

 8月のアジアベンゼン市況は、引き続きエチレン装置や不均化装置の稼働調整に加え、ガソリン向けアロマ需要も根強かったことから、ややタイトに推移した。こうした市場環境を反映し、9月ACPは前月比55ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、「144.9円/kg」(前月比13.5円高)となる。

ベンゼンACP(アジア契約価格)の推移

 

UBE CPLの8月契約価格、前月比40ドル高

,

2023年8月30日

ベンゼン高で先高観、ヤーン向けが需要をけん引

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、8月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比40ドル高の1560ドル/tで決着した。今年2月以来、6ヵ月ぶりの反転となる。ベンゼン価格が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 エチレンは需要の戻りで前週並み

2023年8月22日

芳香族3製品とも上昇、SMは3ヵ月ぶりに反発

 アジア地域の7月第1週の石化市況では、エチレンは前週並みの740ドル/tで取引された。前週まで2週連続で上昇していたことで一服となったが、需要家の購買意欲が改善してきており、相場が下支えされている。ナフサとのスプレッドは

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 エチレンは12週ぶりに反転上昇

2023年8月8日

芳香族3製品は続落、スチレンモノマー一段安に

 アジア地域の6月第4週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル高の730ドル/tで取引された。4月第1週以来、12週ぶりの反転上昇となっている。市場の動きが停滞する中、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

塩ビ樹脂 8月のインド向け輸出価格、5ヵ月ぶりに反発

,

2023年7月28日

台湾社の定修で先高観、需要期を見据え在庫確保

 塩ビ樹脂(PVC)の8月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比50ドル高の880ドル/t、中国その他向けが同60ドル高の815ドル/tで決着した。両地域とも5ヵ月ぶりの反発となったが、4月以降の下落基調からすれば想定以上の上げ幅となっている。

 その要因として、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 エチレン需給悪化で9週連続下落

2023年7月25日

ベンゼンは半年ぶり700ドル台、SMも軟化傾向

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは前週比18ドル安の740ドル/tで取引された。これで9週連続の下落となり、2年7ヵ月ぶりに750ドルを下回っている。春に定修に入ったプラントが徐々に立ち上がり始めており、供給過剰による先安観が一段と強まったことが背景。スプレッドも

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

UBE CPLの7月契約価格、前月比70ドル安

,

2023年7月21日

ベンゼン下落が要因、市場環境悪化で稼働率低下

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、7月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比70ドル安の1520ドル/tで決着した。需給バランスが緩んでいることに加え、ベンゼン価格が下落してきたこともあり、2ヵ月連続の下落となっている。スプレッドについては、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について