アジア地域の7月第2週の石化市況では、エチレンは2週連続で上昇し、下値が前週比10ドル高、上値が30ドル高となり、790~830ドル/tでの取引となった。6月下旬まで大幅に下落したことで誘導品の採算が改善し、需要家の引き合いが戻りつつある。
ただスプレッドは、
2019年8月6日
2019年8月5日
2019年8月2日
2019年7月30日
2019年7月25日
2019年7月23日
ナフサは500ドルを回復、スプレッドが悪化
アジア地域の石化市況では、エチレンの6月第4週は下値が前週比10ドル安となり、750~790ドル/tでの取引となった。誘導品の需要が低迷する中、生エチレンで販売する動きが出ているため、需給バランスが緩和している。
ナフサが原油に連動し500ドル/t超となったことで、スプレッドは39ドル縮小の236ドル/tと前週からさらに悪化している状況だ。プロピレンは、880~915ドル/tと前週から若干の下落。需給バランスに大きな変動がなく、900ドル/t前後の動きとなっている。
ブタジエンは下値が
2019年7月22日
ベトナム・マレーシア向けが大幅伸長、中国も増加に
貿易統計によると、米国の5月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比55.4%増の76万5000tと大幅な伸びとなった。
2017~18年5月までは月間30万~40万t台の輸出量で推移していたが、18年6月以降は50万t台となり、10月以降は60万t台と出荷ペースが加速。今年に入ってからも勢いは衰えず、3月以降は70万t台となりさらに増加傾向を強めている状況だ。
シェール由来の大型エタンクラッカーやPE設備が相次いで立ち上がり、世界各地に向けて輸出が本格化していることが背景にある。
5月の主な輸出先は、1位が
2019年7月18日
2019年7月16日
2019年7月9日