塩ビ樹脂(PVC)の5月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR880ドル/tで決着。前月から30ドル安と2カ月連続の下落で決着した。中国・その他向けも同820ドル/tと前月から20ドル安となり、3カ月連続で下落基調となっている。
台湾大手メーカーも、インド向け
2019年5月7日
2019年4月25日
ポリスチレン(PS)は、4月に入り出荷量が増加している。4月の価格改定で大きく値下げしたことに加え、ゴールデンウィークに向け需要家の稼働が高まったことで引き合いが強い状況だ。
PS価格は原料ベンゼンのアジア契約価格(ACP)やナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っている。原料ベンゼンは、原油価格の急落に伴い昨年4Q(10-12月期)に市況が軟化。さらに中国経済の減速によるABS樹脂の需要減少や、誘導品メーカーのトラブル発生などにより、中国のベンゼン在庫が大幅に増加した。
そのためACPは低水準で推移し、1Q(1-3月期)の平均では
2019年4月23日
2019年4月18日
2019年4月16日
2019年4月9日
2019年4月4日
2019年4月2日
2019年3月26日
2019年3月25日
C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、3月に入り530~40ドル/t台で推移していたが、ここに来て550~60ドル台と一段高になっている。為替が円安に振れていることもあり、試算した国産ナフサは、14日に昨年11月以来となる4万7000円台を記録。その後も4万6000円前後で推移しており、この状況が継続すれば2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は4万5000円超となりそうだ。
国産ナフサ価格は昨年後半以降、乱高下の様相を呈している。昨年4Q(10-12月期)は5期連続上昇し、5万4200円となった。しかし原油急落に連動しナフサも大幅安となったことで、今年1Q(1-3月期)は、