アジア地域の石化市況では、中国・旧正月期間中(4~10日)もエチレンは高値を維持し、2月第2週は1050~1100ドル/tと前週並みの取引となった。OPECの減産や米中貿易交渉の進展を材料に、原油・ナフサ価格が上昇基調となる中、海外トラブル要因に加え、春に定修を控えていることから需要家の購買意欲が強くなっている状況だ。
スプレッドは、ナフサが上昇したことで前週から
2019年3月5日
2019年2月26日
2019年2月25日
ポリスチレン(PS)は、「中食(なかしょく)」や「個食化」が進んでいることから、食品包装用途向けに堅調な需要が継続。昨年の内需(国内出荷+輸入品)は約69万t(前年比微減)となり、各社の設備は高稼働を維持した。そうした中、1-3月期の原料価格が低水準となっており、PS各社は良好なスプレッドを確保する見通しだ。
PS価格は原料ベンゼンのアジア契約価格(ACP)やナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っている。昨年は原油価格が不安定な動きで上昇したため、ACPも4~10月まで820~900ドル/tの高いレンジでの動きとなった。
しかし10月後半以降、原油価格の急落に伴いACPも下落基調となり、10-12月期の平均では、7-9月期に比べ
2019年2月25日
2019年2月20日
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、2月の韓国・台湾大手向け契約価格を1635ドル/tで決着。1月の価格(同1620ドル/t)に比べ2月は15ドル高となり、昨年10月以来、4カ月ぶりに上昇した。
CPL価格は、昨年11月まで2000ドル/t以上の高値で推移していたが、中国経済の減速が懸念され、12月に240ドル安、1月に290ドル安と2カ月で530ドルも急落、底打ちが見えない状況が続いていた。しかし年末以降、石油輸出国機構(OPEC)の減産効果などにより原油価格が上昇。原料ベンゼン価格も上昇したため、反転局面と見た需要家に購買意欲が戻ってきており、価格がようやく反転した。しかしスプレッドは、
2019年2月19日
2019年2月12日
2019年2月5日
2019年2月4日
2019年1月31日