石化市況

芳香族3製品とも下落、誘導品の需要低迷が影響

　アジア地域の11月第2週の石化市況では、エチレンは前週比8ドル安の870ドル/tで取引された。稼働調整は続いているものの、一部で発生したトラブルが解消されたことで、需給が緩んだ。スプレッドは、

芳香族はほぼ前週並み、誘導品需要が力強さ欠く

　アジア地域の11月第1週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル高の878ドル/tで取引された。一部のエチレンセンターでトラブルが発生。タイト感が意識されたことで、4週ぶりの上昇となっている。ただ、誘導品の需要が

オレフィン系堅調、芳香族は需要減で下落傾向に

　アジア地域の10月第4週の石化市況では、エチレンは前週並みの873ドル/tで取引された。国慶節休暇後は、3週連続で同価格となっている。需要に強さがないものの、定修や減産などで供給が絞られていることもあり、市場に余剰感が見られていない。スプレッドは、

トルエン・キシレンは軟化傾向、PXが振るわず

　アジア地域の10月第3週の石化市況では、エチレンは前週並みの873ドル/tで取引された。原油・ナフサ価格が安定して推移する中、エチレン需要の弱さと稼働調整による供給減がバランスしていることが背景にある。スプレッドについては、

キシレンは下落基調を継続、誘導品の市況が低迷

　アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは前週比12ドル安の873ドル/tで取引された。原油・ナフサ安になる中、休暇前に在庫を積み増していたこともあり、買いの動きが見られなかった。スプレッドについては、