東ソー 塩酸を値上げ 採算是正で12月出荷分から

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2024年10月24日

 東ソーは24日、塩酸を12月1日出荷分から「10円/kg以上」値上げすると発表した。

 同社はこれまで、コスト削減・効率化などに継続して取り組み、安定供給に努めてきた。しかし、物流費や設備の維持・更新費など、塩酸の製造・販売に関わるコストは事業採算を大きく圧迫している。また、今後の国内市場は新規需要の立ち上がりなどによりタイトに推移すると想定される。こうした状況下、今後も国内需要に対し安定供給を継続するため、価格改定の実施が必要と判断した。

三菱ケミカルグループ 酢酸を値上げ、安定供給を維持

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2024年10月22日

 三菱ケミカルグループは22日、酢酸について、2024年11月1日納入分(日本国内販売分)から値上げすることを決定したと発表した。改定幅は、「15円/kg以上」。

 当該製品については、製造元での設備に関連する費用、荷造材料費、物流費などのコスト全般が上昇していることから事業収益を大きく圧迫している。こうした中、同社は、各種経費の削減、効率化を実施しているものの、自助努力のみですべてを吸収することは難しく、安定供給体制を維持するためにも、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

クラレ エラストマー関連製品を値上げ、安定供給を維持

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2024年10月4日

 クラレは4日、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、ブロック化エラストマー「TUポリマー」のグローバル価格を、10月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「0.22米ドル/kg」。

 対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費用、修繕費などを含む各種コストの上昇は、同社の自助努力による吸収範囲を超えてきている。こうした状況下、安定供給の維持と採算改善のために、価格改定の実施を決めた。

 

JNC 酢酸を値上げ、来月から

2024年9月30日

 JNCは27日、酢酸を10月10日出荷分から「15円/kg以上」値上げすると発表した。

 酢酸は、製造元での原料、設備に関わる費用の増加により製造コストが大幅に上昇している。これらのコストの増加を自助努力のみで吸収するのは非常に困難なことから、事業継続のためには酢酸価格の改定が避けられないと判断し、値上げを決定した。

三菱ケミカルグループ OPSを値上げ 物流費上昇などに対応

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2024年9月20日

 三菱ケミカルグループは20日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」「ソフトクリア」について、11月1日納品分から値上げすると発表した。改定幅は「5円/kg以上」。

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旭化成 アルミペースト値上げ、主原料などコストが上昇

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2024年8月28日

 旭化成は28日、「旭化成アルミペースト」全品種について、10月1日出荷分より値上げすると発表した。改定幅は「200~500円/kg」。

 当該製品の主原料となるアルミ地金およびアルミ粉の価格が上昇。加えて、副原料、物流費、労務費などの費用も増加している。同社は、これらのコスト負担が自助努力の範囲を超えていることから、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

三井化学 メタ・パラクレゾール値上げ、安定供給維持

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2024年8月26日

 三井化学は26日、メタ・パラクレゾール(MPCR)について、10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「150円/kg」。

 同社は、2022年の価格改定以降、抜本的なコスト削減に取り組んできたが、自助努力だけでは事業採算を確保することが困難な状況にあることから、MPCRの安定供給と事業継続のため、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

旭化成 ポリアミド66樹脂を値上げ、採算是正を図る

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2024年8月22日

 旭化成は22日、ポリアミド66樹脂「レオナ」全品種について、9月11日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、全グレードが「60円/kg」。ただ、難燃グレード(FGグレード)は「100円/kg」が追加される。

 昨今の世界情勢に伴い原材料および副資材など各種コストが高止まっている。また難燃剤は、価格高騰が著しく、メーカーからの価格改定を受け入れざるを得ない状況にある。

 同社は、様々なコスト削減施策を講じてきたが、自助努力だけで吸収できる範囲を超えていることから、採算性を確保して安定供給を継続していくため、価格改定を決定した。