合成ゴム 5月の出荷量は前年比71%増と伸長

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2021年8月30日

前年のコロナ禍の反動、稼働率も80%台に回復

 合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、5月の合成ゴムの出荷量は前年同月比70.8%増の10万3600tだった。これで昨年10月から8カ月連続でプラスを継続している。主要製品であるタイヤの生産が持ち直すなど、需要業界が活発化してきたことが背景にある。特に昨年は、コロナ禍の影響で合成ゴムの需要が4~7月頃まで大幅に落ち込んでおり、その反動から5月の出荷量は大幅なプラスとなった。

 品目別に見ると、

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財務省 7月の輸入ナフサ価格はCIF4万9900円/kl

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2021年8月30日

 財務省が27日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は649.89ドル/t、CIF4万9900円/kl(為替レート:110.5円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は5万1900円/kl。5万円台となるのは、2018年12月以来、2年7カ月ぶり。

 7月の輸入ナフサ価格は、

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カセイソーダ 6月の内需9%増、輸出は大幅プラスに

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2021年8月27日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、6月のカセイソーダの内需は前年同月比9.3%増の25万6200tとなり、3カ月連続でプラスとなった。自家消費(同20.8%増)、販売(同4.8%増)ともプラスを継続している。また4-6月期で見ても、昨年はコロナ禍で71万t台と低迷していたが、今年は77万9400tと大幅な増加となっている。

 用途別で見ると、

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ABS樹脂 7月の出荷29%増、10カ月連続でプラスに

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2021年8月26日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、7月の総出荷量は前年同月比29%増の2万8000tとなり、10カ月連続でプラスを継続した。昨年はコロナ禍の影響で春先に出荷量が大幅に落ち込んでいたが、その反動から高い伸びが続いている。ただ、前月比では再びマイナスに転じており、やや頭打ち感が見られている。

 内訳では、

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OPPフィルム 6月の国内出荷は前年同月比2%増に

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2021年8月25日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、6月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、前年同月比2.4%増の1万8600tと、2カ月連続でプラスとなった。また前月比でも6.8%増と3カ月ぶりにプラスに転じており、回復基調が伺われる。用途別に見ると、食品が前年同月並みの1万4700t、繊維・雑貨は同27.9%増の1300t、工業用・その他は同6.1%増の2600tとなり、食品用以外は、前月に引き続きプラスとなった。

 一方、CPP(無延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、同2.2%増の1万2600tと、2カ月連続でプラスとなった。用途別では、食品が同1.6%減と12カ月連続でマイナスとなったが、工業用は同37.4%増と10カ月連続、繊維・雑貨その他も同18.2%増と6カ月連続でプラスを継続している。

 

 

石化協 5月のエチレン換算輸出入、13万8000tの出超

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2021年8月23日

 石油化学工業協会が発表したエチレン換算輸出入実績によると、5月は13万7900tの出超となった。エチレン換算輸出は前年同月比4.8%増の19万2500tとなり、3カ月連続でプラスを維持している。

 主要品目では、

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石化協 MMAモノマー、7月国内出荷は前年比8%増

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2021年8月20日

 石油化学工業協会が19日に発表した7月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比8%増の9689tとなった。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが同28%減の2143t、成形材料向けは同43%%増の5764tだった。押出板・注型板向けは2カ月連続でマイナスとなった。コロナ対策用のパーティション需要が一巡したためか前年に比べ勢いが鈍化した。

 一方、

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汎用4樹脂 7月の国内出荷、PSを除き3樹脂がプラス

2021年8月20日

 業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)の3樹脂は6~8カ月連続で前年を上回る結果となった。前年は工業生産、個人消費で持ち直しの動きがあったものの、汎用樹脂の出荷水準としては近年では低めとなっていたが、7月はLDPE、HDPE、PPともにこれを上回った。

 一方、ポリスチレン(PS)は、7月からの値上げを控えていたこともありマイナスに転じた。分野別に見ると、LDPEとHDPEではフィルム分野の出荷増加が続いているほか、PPでは射出成形分野、フィルム分野、押出成形分野の出荷の伸びが見られている。PSはほとんどの用途で出荷が減少した。

 7月の出荷合計を品目別に見ると、

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石化協 7月のエチレン生産3%減、稼働率94%の水準

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2021年8月20日

 石油化学工業協会が19日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、7月のエチレン生産は前年同月比3.2%減の48万5000tとなった。2月以来、5カ月ぶりに前年実績を下回っている。前年は定修が3社3プラントだったのに対し、今年は定修が2社2プラントだったが、生産量がマイナスとなった。稼働プラントの平均稼働率は、

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塩ビ樹脂、6月国内出荷 全用途でコロナ前の水準上回る

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2021年7月30日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、6月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は前年同月比18.3%増の9万1300tと3カ月ぶりに9万t台を回復した。硬質用は同13.1%増の4万8200t、軟質用は同23.5%増の2万1200t、電線・その他は同26.1%増の2万1900tといずれもプラスを継続。国内出荷は4カ月連続の前年越えと堅調に推移する中、コロナ禍前の2019年6月との比較でも、硬質用は1.5%増、軟質用は1.9%増、電線・その他は5.3%増とすべての用途で前々年実績を上回っている。

 宮島正紀理事(信越化学工業常務執行役員)は7月の定例記者会見で、国内需要について

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