塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、10月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比1.7%増の15万4900tと、国内出荷の回復と輸出の増加が寄与し2カ月ぶりにプラスとなった。輸出は同10.1%増の6万5100tと、5月以降は6カ月連続で前年を上回る高水準で推移しており、主要輸出先であるインドを中心とした堅調な需要が見られる。この基調が続けば、今年(暦年)の輸出量は70万t超えも予想される。
一方、国内出荷は
2020年11月27日
2020年11月26日
2020年11月24日
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業界筋によると、10月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)は前年を上回り、ポリスチレン(PS)は前年を下回った。コロナ禍の落ち込みから、国内産業の生産活動や消費動向の持ち直しの動きが見られたことが背景にある。
PEではフィルム分野の出荷は前年を下回るも、LDPEでは前年割れが続いていた加工紙分野がプラスに転じたほか、HDPEの中空成形分野、射出成形分野は引き続きプラスとなった。またPPでは、射出成形分野の出荷が前月に続いて前年を上回った。PSは雑貨・産業用をはじめ全分野で出荷が前年を下回った。
10月の出荷合計を品目別に見ると、
2020年11月24日
2020年11月19日
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