財務省がこのほど発表した貿易統計によると、2月の輸入ナフサ価格は581.34ドル/t、CIF4万4000円/kl(為替レート:109.5円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は4万6000円/kl。
2月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで
2020年4月1日
2020年3月27日
2020年3月26日
2020年3月25日
2020年3月23日
2020年3月23日
業界筋によると、2月の汎用四樹脂の国内出荷は、すべての樹脂で前年比マイナスとなった。ポリエチレンはフィルム分野の出荷減少が続いており、特に高密度ポリエチレン(HDPE)ではフィルム用途以外のパイプ用途などでの減少も見られ、低密度ポリエチレン(LDPE)、HDともマイナスだった。
また、ポリプロピレン(PP)は、射出成形分野のほか、繊維分野での出荷が減少。ポリスチレン(PS)は電気工業用、包装分野での出荷減少が響きマイナスとなった。
一方、前月比は、PPとPSがプラスに転じたほか、LDは前月並み、HDのみがマイナスだった。前月は年始休暇に伴う影響やオレフィン供給ネックもあり、四樹脂で軒並み出荷が減少していたが、2月は原料供給の面でも落ち着きを見せたことが背景にある。
2月の出荷合計を品目別に見ると、
2020年3月23日
2020年3月17日
2020年3月17日
経済産業省が13日に発表したエチレン生産速報によると、2月の生産量は前年同月比7.1%増の52万2000tとなり、2カ月ぶりにプラスとなった。前月比でも0.7%増となり、同様に2カ月ぶりにプラスとなった。定修は1プラントで実施した。前年同月は定修を行ったプラントはなかったものの、2プラントでのトラブル要因などで、生産量は48万7500tと大きく落ち込んだ。
また、先月には旭化成と三菱ケミカルが共同で運営する水島工場(岡山県倉敷市)のエチレンプラントが2週間にわたり停止したこともあり、同様に生産量が減少した。2月は前年同月比、前月比ともにプラスとなったが、新型コロナウイルス感染拡大による消費の冷え込みを受けた可能性もある。引き続きその影響が懸念される。
2020年3月17日