ユニチカ 合成繊維を11月1日出荷分から値上げ

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2018年10月30日

 ユニチカは29日、産業資材用ポリエステル繊維と衣料用ポリエステル繊維を、11月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。

 産業資材用ポリエステル繊維の高強力糸とモノフィラメントは20円/kg、衣料用ポリエステル繊維の長繊維と紡績糸は20∼30円/kg、テキスタイルは5∼15%。

 昨今の原油価格の上昇により、ポリエステル繊維の原料であるPTA(高純度テレフタル酸)とEG(エチレングリコール)の価格が上昇している。

 さらに、物流費などの高騰によるコスト増が、自助努力により吸収できる範囲を超えていることから、製品の安定供給を確保するため、同社は価格改定を実施することにした。

ユニチカ ポリエステルフィルムを40円/kg値上げ

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2018年10月24日

 ユニチカは23日、工業用ポリエステルフィルムを11月11日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はポリエステルフィルム「エンブレット」で、改定幅は40円/kg。

 昨年からポリエステルフィルムの主要原料である、PTA(高純度テレフタル酸)やEG(エチレングリコール)の価格が高騰していることに加え、物流費やユーティリティ費用なども、より一層上昇している状況が続いている。

 一方、ポリエステルフィルムは世界的に需要が旺盛で、需給バランスは引き続き締まった環境にある。こうした中、同社は様々な合理化・省力化策を推進してきたが、自助努力による範囲を超えおり、フィルム製品の安定供給を維持するため、今回の価格改定を決定した。