三井化学 ポリウレタン原料TDI類を値上げ、来月から

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2022年4月13日

 三井化学は12日、ポリウレタン原料のトルエンジイソシアネート(TDI)類を5月2日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「120円/kg」。

 新型コロナウイルス蔓延による世界経済の変調に加え、ウクライナ危機に伴う経済活動への影響が顕在化しており、原油価格はバレル百ドル近傍の高いレベルで推移している。TDI類についても、原燃料コストはすでに同社の予測を上回るレベルまで高騰し、TDI類製造設備の維持関連コストや自然災害発生時の安定供給体制構築などのコスト増加もあり、収益上、過去に経験のない極めて厳しい状況にある。

 全社一丸でコスト改善に取り組んでいるが、コスト高騰は自助努力で吸収できる水準をはるかに超えているため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

三井化学 MRで混合材のベンチ製作、神戸市施設に設置

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2022年4月12日

 三井化学は11日、神戸市のコミュニティ施設「ふたば学舎」の回収ステーションで回収したプラスチック資源をマテリアルリサイクル(MR)し「リサイクルエコベンチ」を2基製作、今月7日に同施設に設置したと発表した。

三井化学・複合材料事業推進室の寺田豪マテリアルリサイクルグループリーダー(左)と神戸市の福本富男環境局長。寄贈した「リサイクルエコベンチ」と=ふたば学舎

 三井化学は昨年12月、サーキュラーエコノミー(CE)の推進に取り組む産官学民連携の新事業共創パートナーシップ「ジャパン・サーキュラ―・エコノミー・パートナーシップ」(J‐CEP)に幹事会社の1社として参画した。

 J‐CEPが、神戸市とアミタが主体となり進める「プラスチック資源に特化した回収ステーション」に連携団体として参加。ふたば学舎に設置した回収ステーションで

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三井化学 人事(2022年4月1日)

2022年4月8日

[三井化学・人事](1日)▽常務執行役員生産・技術本部長兼安全・環境技術部長市原工場、名古屋工場、大阪工場、岩国大竹工場及び大牟田工場担当細見泰弘▽同本部同部羽根誠司。

 

三井化学 アンモニア系製品値上げ、原燃料価格が高騰

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2022年4月8日

 三井化学は7日、アンモニア系製品を4月25日納期分から値上げする、と発表した。液体アンモニア(ローリー、ボンベ)が「30円/kg以上」、アンモニア水(ローリー)が「8円/kg以上」、尿素が「20円/kg以上」、メラミンが「67円/kg以上」。

 ロシア情勢を背景に原燃料価格が高騰し、対象製品の製造コストが大幅に上昇している。厳しい事業環境下、同社はあらゆるコストダウンを行ってきたが、自助努力で吸収可能な限界を超えていることから、今後も安定供給を継続するために値上げを決めた。

三井化学 アセトンなど追加値上げ、原燃料コストが高騰

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2022年4月7日

 三井化学は6日、アセトン(AC)、イソプロピルアルコール(IPA)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、MIBK類を、4月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ACが「21円/kg」(ナフサ上昇分:20円+用役・副原料上昇分:1円)、MIBKとMIBK類は「29円/kg」(同26円+3円)、IPAは「19円/kg」(同16円+3円)。いずれも先月に続く今年2度目の値上げとなる。

  前回発表分は、主原料ナフサ価格の想定を4-6月期8万円/kl水準で決着したものの、その後もナフサ価格は上昇を続けている。同期9万円/klに達することが見込まれており、さらなるコスト上昇が想定される中、原油価格の上昇により重油や液化天然ガス(LNG)も上昇、用役費や副原料価格も上昇を継続している。

  こうしたコストの高騰は、同社の自助努力の範囲を超えるものであることから、安定供給体制の維持を図るためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ水準が変動する場合は、再度の価格改定もあるとしている。

三井化学 バイオ由来のメガネレンズ材料、新製品上市

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2022年4月1日

 三井化学は、植物由来の原料を使った高屈折率メガネレンズ材料「Do Green(ドゥ グリーン)」シリーズのラインアップに屈折率1.60の「MR‐160DG」を加え、4月1日から販売を開始すると発表した。同製品は、日本有機資源協会(JORA)のバイオマスマーク認定を取得。同認定を受けた屈折率1.60のメガネレンズ材料の販売は世界初となる。

樹脂製メガネレンズ(イメージ)

 同社が注力するビジョンケア材料事業では、カーボンニュートラル戦略の下、「Do Green」製品の拡充を進めている。顧客の多様なニーズに応え、

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三井化学 DX人材165人創出、育成プランを策定

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2022年3月25日

 三井化学は24日、日本電気(NEC)とアビームコンサルティングの協力を得て、企業変革(CX:コーポレートトランスフォーメーション)実現に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)人材育成プランを策定したと発表した。

 三井化学・DX推進室担当の三瓶雅夫執行役員は、

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三井化学 ビスフェノールAを値上げ、主原料などが高騰

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2022年3月25日

 三井化学は24日、ビスフェノールA(BPA)を4月1日納期分から「32円/kg」値上げすると発表した。

 足元の原燃料価格の上昇に伴い、BPA取引価格の算出基準となるベンゼンは135円/kg、ナフサは8万円/kl、C重油は9万円/klレベルで推移。同社はあらゆるコストダウンに取り組んでいるが、コスト上昇は自助努力により吸収可能な水準を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定が必要と判断した。

 なお、想定したナフサ水準が変動する場合は、改定幅を見直す場合もあるとしている。

三井化学 合成パルプ製品を値上げ、原料急騰に対応

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2022年3月24日

 三井化学は23日、ポリオレフィン合成パルプ「SWP」を4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定方法は、足元ナフサ市況を適時価格に反映することを目的に「価格フォーミュラの改定期間・適用諸元参照期間を変更する」としている。

 国産ナフサの価格高騰が継続する中、ロシアのウクライナ侵攻開始により、エネルギー需給がひっ迫する状況に陥り、原油・国産ナフサ価格が急騰している。この影響を受け、同社合成パルプ製品の主原料であるポリプロピレンやポリエチレンの樹脂価格に加え、用役費、物流費なども高騰が継続、今後も高水準の推移が予想されている。

 こうした厳しい環境下、同社はコスト削減に注力しているが、自助努力のみでの吸収は困難なことから、価格改定せざるを得ないと判断した。