【ポリアセタール特集4】三菱エンジニアリングプラスチックス

2019年3月26日

 独自のプロセスで製造、コスト抑制し安定収益を確保

 三菱エンジニアリングプラスチックスは「ユピタール」の製品名で、ポリアセタール(POM)事業を展開している。

 同社のPOM事業の特徴は、親会社の三菱ガス化学(MGC)が独自技術で開発した当時では全く新しいプロセスにより、プラントおよび生産コストを抑制し、高品質のPOMを市場に展開したこと。グローバル展開も早期に進めることにより、安定して収益を確保している。

 MGCのグループ会社であるKEPはセラニーズとの合弁であり、グローバルでネームバリューがあることも、世界でビジネスを展開する上で相互にメリットとなっている。

 第3事業本部の森本馨企画部長によると、POMは耐熱性が高い割に高温成形では熱分解し臭気を発生しやすい。この課題に対して、最適な安定剤組成と末端基を安定な構造とし熱分解を抑制するMGC独自の技術を投入し、これが後発メーカーに対するアドバンテージとなっている。

 製品開発では、高付加価値グレードの拡充と、ベースレジンの

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

三菱エンジニアリングプラスチックス PBT樹脂値上げへ

,

2018年11月21日

  三菱エンジニアリングプラスチックスは20日、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂「ノバデュラン」を、来月1日出荷分から値上げすると発表した。

 改定幅は、国内が30円/kg、海外が0.3USドル/kg。

 PBT樹脂の原料価格や副資材、物流経費の上昇に対応し、同社はコスト削減を推進してきたが、昨今のコスト上昇は、自社内で吸収できる範囲を超えていると判断。今後も安定供給を維持するために、今回の価格改定を決定した。

三菱エンジニアリングプラスチックス 人事(12月1日)

2018年11月8日

 [三菱エンジニアリングプラスチックス・人事](12月1日)▽カスタマーサービスセンター長、常務執行役員奥田克哉▽同センター製品管理部長中弥善廣▽同センターカスタマーサービス部長小川 哲司▽解兼第3事業本部業務部長、第3事業本部営業部長石田裕一。

【ポリカーボネート特集5】三菱エンジニアリングプラスチックス

2018年1月13日

 付加価値品を成長分野に展開、汎用品は世界で拡販図る

ポリカーボネート(PC)製品で国内トップメーカーの三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について