帝人はこのほど、自社展開する機能性食品素材のスーパー大麦「バーリーマックス」を活用し、全国の自治体との連携によって、市民の健康増進や健康寿命の延伸に貢献することを目指す「腸内会プロジェクト」を立ち上げると発表した。
老若男女を問わず、「バーリーマックス」の摂取や腸内フローラについて学習する機会を提供する。その第一弾として山口県岩国市と同プロジェクトを開始する。まず、今夏から市役所の食堂メニューや学校給食への提供を予定。その後、同市で食育を推進するための取り組みとして、生活習慣病予防と
2018年8月20日
2018年1月16日
世界初のEV向けピラーレスフロントウィンドウを開発
スポーツ電気自動車(EV)向けに、世界初のポリカーボネート(PC)樹脂製ピラーレスフロントウィンドウを開発した帝人は、自動車以外の多様な分野への用途展開にも注力している。
同ウィンドウは、京都大学発のEVメーカーであるGLM社のスポーツEV「トミーカイラZZ」の特別仕様車に採用され、今年7月には「道路運送車両の保安基準」を満たしたことから、ナンバープレートを取得して公道を走行することが可能になった。
これは、PC樹脂のグレージング(ガラス・金属代替パーツ)用途としての画期的な出来事と言える。今後は特別仕様車の本格的な受注生産開始に向け、同ウィンドウの供給体制の整備を進めていく。
また、新幹線の側窓にPC樹脂が採用されたのも帝人が初めて。最初は冬季のガラス破損防止のため、ガラスに貼り合わせる補強用として採用された。2007年からは、PC樹脂製ウィンドウとして、N700系のほぼ全ての車窓に採用され、車両の軽量化に貢献している。
樹脂事業本部樹脂ソリューション営業部門の小川和宏部門長によると「2017年に欧州の最新自動車保安基準が日本に導入されたことを背景に、