日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、4月の総出荷量は前年同月比22%減の2万3400tとなった。国内出荷は同18%減の1万6900tとなり、前月比でも12%減に悪化している。一方、輸出は前年同月比31%減の6500t。前月比でも15%減と2カ月連続で大幅な減少となっている。これらの要因により、総出荷は12カ月連続でマイナスとなった。
4月の国内出荷を用途別で見ると、車輌用が
2020年6月17日
2020年3月27日
2020年1月30日
2020年1月28日
2019年12月24日
2019年12月3日
2019年10月25日
2019年10月3日
2019年8月30日
2019年7月24日
日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、今年上期(1-6月期)の総出荷量は前年同期比10%減の17万2900tとなった。国内出荷は同2%減の11万7900t、輸出は同23%減の5万5000tとなり、いずれも前年の水準を下回った。
昨年上期も国内・輸出ともマイナスだったが、昨年上期の国内出荷が同1%減、輸出が同4%減だったのに対し、今年上期は減少幅が拡大し、特に輸出の落ち込みが歴然としていることから、ABS樹脂の事業環境は、不確実性が高まっていると言えそうだ。
上期の用途別国内出荷量は、車輌用が