《化学企業トップ年頭所感》 日鉄ケミカル&マテリアル 太田克彦社長

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2019年1月10日

 2019年の想定をしてみると、Key Wordは「節目の年」だと考えている。世界では政治経済の枠組みや制度に大きな変化が起き、国内でも天皇陛下ご退位と新元号施行、秋には消費税引き上げ、改正出入国管理法制定により外国人材の受け入れ拡大が始まる。技術の動向では、5Gの本格化に加え、自動車は輸送手段から移動手段となる方向に進んでいる。2019年のわれわれは、こうした変化が拡大する「節目の年」に身を置くことになるが、日鉄ケミカル&マテリアルはどのように対処すべきかを考えてみたい。

 重要なことは、われわれは荒海に漕ぎ出す一艘の船として「しっかりとした航海図を共有すること」だ。そのために、2020年中期経営計画の点検と補強は欠かせない仕事だ。点検と補強に当たっての基本方針は「足下を固めた上で地に足の着いた(着実な)利益成長を目指す」ということ。

 そのための施策として、第1にコスト・技術・設備(設備保全)の強化、第2に既存事業の体質強化、第3にコアとなる技術を基に「利益成長の道」の明示だ。3月までにコーポレート部門も加わって各事業部の計画について全社的な協議を行った上で、会社全体としてどの事業に人・設備・資金という経営資源を配分するのが適切かという方針を議論し、改定2020年中期経営計画として決定したい。

 新生、日鉄ケミカル&マテリアル社の使命は、①製鉄事業の貴重な副産物の高付加価値化(コールケミカル事業、化学品事業)②伸張する電子機能材料分野での利益成長(機能材料事業部門、エポキシ事業)③炭素繊維複合材の需要増に応える提案力強化(複合材料事業部門)の3つに集約される。

 われわれのミッションはこのように多岐にわたるが、それぞれが使命を果たすことで会社全体としてバランスの取れた事業構成と成長機会を持つことになる。社会や顧客の要請に応えることで、会社が成長するだけでなく社会の変革にも貢献することになる。ここにわれわれの存在意義があるのだ。

 旧化学と旧マテリアルズの営業連携に力を入れるとともに、技術の融合も出来るところから進めて行きたい。この点で重要なことは、研究開発の促進だ。顧客や社会のニーズに遅れることなく、当社のコア技術に基づく戦略的な研究開発を、責任感を持って進めていただきたい。

 最後になるが、安全、環境、防災、品質、ルール遵守は会社の存在と永続にとって、最優先事項だ。日々、新たな気持ちで危険予知に努めてほしい。全ての社員が参加意識を持てる企業カルチャーを目指し、新生、日鉄ケミカル&マテリアルの基礎を作っていこう。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(2019年1月1日)

2018年12月28日

[日鉄ケミカル&マテリアル・人事](2019年1月1日)▽CSR部長吉住洋一▽金属箔事業部金属箔工場設備・保全グループリーダー平松真二▽エポキシ事業部エポキシ営業部シニアマネジャー弓削正美▽同山本義成▽同事業部同部加工品グループリーダー花房正良▽同事業部同部樹脂グループリーダー佐藤祥生▽同事業部同部同グループシニアマネジャー吉川武志▽同事業部同部生産管理グループリーダー中屋憲人▽CSR部監査役事務室長海老澤宏昭。

 

日鉄ケミカル&マテリアル 組織改正(2019年1月1日)

2018年12月28日

[日鉄ケミカル&マテリアル/組織改正](2019年1月1日)【室相当組織の新設】監査役との連携を強めCSR部の内部監査をより効率的に行うとともに、監査役監査事務を補助する為、CSR部に「監査役事務室」(室相当組織)を新設する【グループの移管及び再編】①グループの移管▽エポキシ事業部事業企画部「生産管理グループ」を、エポキシ事業部エポキシ営業部へ移管する②グループの再編▽エポキシ事業部エポキシ営業部の「工業材料グループ」及び「電子材料グループ」を再編し、前者を「加工品グループ」へ、後者を「樹脂グループ」へ改称する。

日鉄ケミカル&マテリアルの4-9月期 ケミカルは増収増益

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2018年11月5日

 日鉄ケミカル&マテリアルは2日、2019年3月期第2四半期の連結決算を発表した。なお同社は、10月1日に統合したため、上期はケミカルセグメントのみの発表になる。売上高は1058億円(前年同期比74億円増)、経常利益は124億円(同31億円増)となった。

 上期のケミカル事業(旧新日鉄住金化学)は、コールケミカル事業のニードルコークス、化学品事業でのスチレンモノマーの需給環境が引き続き好調に推移したことに加え、機能材料事業の液晶ディスプレイ向けレジスト材料、エポキシ事業での電子材料向けエポキシ樹脂の販売が堅調に推移したことなどから増収増益となった。

 今年度の通期業績見通しについては、統合会社として売上高は2600億円、経常利益は225億円としている。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(10月1日)

2018年10月4日

 [日鉄ケミカル&マテリアル・人事](10月1日)▽九州製造所総務部人事・総務グループリーダー木下聡▽同製造所同部経理グループリーダー木岡信一郎▽同製造所同部業務グループリーダー冨永均▽同製造所環境安全室長原田敏宏▽同製造所品質管理室長白石和人▽同製造所製造部技術グループリーダー永松健次▽同製造所同部コールケミカル工場長溝上真嗣▽同製造所同部化成工場長細田泰弘▽同製造所同部カーボンブラック工場長保武晃二▽同製造所設備部設備企画グループリーダー井上憲二▽同製造所同部工作整備グループリーダー藤九英樹▽同製造所同部電気・計装整備グループリーダー庭月野格▽広畑製造所総務グループリーダー守田和彦▽同製造所設備グループリーダー國廣康人▽同製造所 環境安全室長山口雅夫▽同製造所同室シニアマネジャー神田恵一▽同製造所技術・品質保証室長丸山利和▽同製造所化成工場長一瀬憲。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(10月1日)

2018年9月18日

[日鉄ケミカル&マテリアル・人事](10月1日)▽総合研究所炭素材料センター新規応用技術開発グループリーダー戸畑勤務福田哲生▽同研究所回路基板材料センター次世代材料開発グループリーダー木更津勤務平石克文▽同研究所同センター回路材料技術サポートグループリーダー同勤務大野真▽同研究所光学・ディスプレイ材料センターエスファイン技術グループリーダー同勤務高田勝美▽同研究所同センター光学樹脂開発グループリーダー同勤務磯崎正義▽同研究所エポキシ樹脂材料センター芳香族樹脂・化学品開発グループリーダー戸畑勤務清水健博▽同研究所同センター回路材料用樹脂開発グループリーダー袖ヶ浦勤務石原一男▽同研究所同センター工業材料用樹脂開発グループリーダー同勤務篠原周也▽同研究所新材料開発センター有機機能材料開発グループリーダー戸畑勤務河野充▽同研究所同センター無機機能材料開発グループリーダー木更津勤務岩崎俊夫▽同研究所同センター同グループ主任研究員同勤務石川信二▽同研究所同センターMCND操業準備班長戸畑勤務澤村太三▽同研究所プロセス開発センター新規炭素・無機材料プロセス開発グループリーダー同勤務小野秀喜▽同研究所同センター回路・複合材料プロセス開発グループリーダー木更津勤務後藤禎寿▽同研究所同センター化成品・樹脂材料プロセス開発グループリーダー戸畑勤務中川孝行▽同研究所同センターピッチ・炭素材料プロセス開発グループリーダー同勤務相原洋一。

日鉄ケミカル&マテリアル 人事(10月1日)

2018年9月14日

 [日鉄ケミカル&マテリアル・人事](10月1日)▽コンポジット事業部担当部長倉田功▽同事業部事業企画部企画調整グループリーダー石田浩史▽同事業部同部技術企画グループリーダー部長小林朗▽同事業部同部物流・調達管理グループシニアマネジャー成川紀章▽同事業部品質保証グループリーダー加治木俊行▽同事業部同グループシニアマネジャー石井守▽同事業部社会資本材料部技術グループリーダー井上和夫▽同事業部同部開発企画グループリーダー小森篤也▽同事業部同部開発企画グループシニアマネジャー立石晶洋▽同事業部同部補強材料グループリーダー渡部修▽コンポジット事業部社会資本材料部補強材料グループゼネラルマネジャー谷口硯士▽同事業部同部土木営業グループリーダー林田道弥▽同事業部同部同グループゼネラルマネジャー吉澤弘之▽同事業部同部同グループシニアマネジャー荒添正棋▽同今村伸二▽同増山琢也▽同大堀尚宏▽同事業部コンポジット部営業グループシニアマネジャー木川博士▽同玉木裕士▽同事業部同部開発企画グループリーダー部長杉山哲也▽同事業部同部TEPreg技術・営業グループゼネラルマネジャー神門和生▽同事業部姫路工場事業管理グループシニアマネジャー榊原隆▽同切山忠夫。