鹿島建設など 新ドーム技術でCO2排出量70%削減

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2024年4月15日

 鹿島建設はこのほど、「KTドーム」技術を活用し、躯体部分に低炭素型コンクリートとカーボンネガティブコンクリートを使ったコンクリートドームの試験施工を行い、従来の吹付けコンクリートと比較してCO2排出量を70%削減することに成功したと発表した。

CUCO-SUICOM ドームの外観

 同社は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」プロジェクトの一環で、デンカ、竹中工務店とともにコンソーシアム「CUCO(クーコ)」を設立。コンクリートの

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NEDO CO2を112%削減したテトラポッドを開発

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2024年2月9日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、鹿島建設と不動テトラが、カーボンネガティブコンクリートを市中の生コン工場で製造・出荷し、設置場所となる熱海ビーチライン(静岡県熱海市)の屋外製造ヤードで打設から脱型、炭酸化養生まで一連の作業を行い、消波ブロック「CUCO‐SUICOMテトラポッド」を製造したと発表した。

CUCOテトラ

 なお、今回のプロジェクトは

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トクヤマ カーボンネガティブコンクリートの開発に参画

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2022年9月27日

 トクヤマはこのほど、参画を予定しているカーボンネガティブコンクリートの開発を目指すコンソーシアム(民間企業44社、10大学、1研究機関)について、デンカとの共同実施契約に合意し、本格的に活動を開始すると発表した。

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業に「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」が採択され、実施予定先である鹿島建設、デンカ、竹中工務店を中心にコンソーシアムが結成されている。

 コンソーシアムでは、

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デンカなど 次世代コンクリート技術、共同研究を開始

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2021年10月11日

 

次世代コンクリート開発 3社の技術を活用
次世代コンクリート開発 3社の技術を活用

 デンカ、鹿島建設、竹中工務店は8日、3社の技術を融合して、カーボンネガティブコンクリート(製造時の排出よりもCO2の吸収量が多いコンクリート)を実現する技術を共同研究することに合意したと発表した。

 2050年カーボンニュートラルの実現を目指す動きが世界的に加速するなか、国内でもCO2排出量削減が急務となっている。建設分野においてもCO2排出量削減は喫緊の課題であり、そのなかでも建設材料として広く使用されるコンクリートは、製造過程で大量のCO2を排出するため、その削減効果は極めて大きいと考えられている。

 今回の共同研究では、CO2排出量を大幅に削減するコンクリートをベースに、CO2を吸収するコンクリートやCO2を吸収したコンクリート素材を活用することで、より高いレベルで汎用性のあるカーボンネガティブコンクリートを実現し本格的な普及を目指す。

 CO2排出量を大幅に削減するコンクリートとしては、竹中、鹿島らが開発したCO2排出量を6割削減できる「ECM(エネルギーCO2ミニマム)」、CO2を吸収するコンクリートとしては、鹿島、デンカらが開発した世界で唯一実用化されているCO2吸収型コンクリート「CO2-SUICOM」、CO2を吸収したコンクリート素材としては、竹中が開発中の「CCU材料」の技術を活用する。

 なお、「CO2-SUICOM」のキーマテリアルとしては、デンカが開発した炭酸化混和材「LEAF」を活用する。これら3つの技術を複合化し、発展させることで、各々の技術だけでは実現できないレベルのカーボンネガティブを実現し、革新的な技術へと進化させていく。

 今回の共同研究により、脱炭素から「活炭素」にステージを移し、建設分野の基盤材料として欠かせないコンクリートの新しい形、使用するほどCO2を削減できるようなコンクリートを未来に向けて創っていく。