クラレグループのクラレトレーディングは14日、ポリエステル長繊維「クラベラ」の原糸とテキスタイルの国内外向け製品全般を、2022年1月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は現行価格から「5~15%のアップ」。
原油価格の上昇に伴う主要原材料やユーティリティコストの大幅な上昇に加え、物流費の高騰、設備の維持・更新費用の増加などにより製造コストが引き続き同社の収益を圧迫。自助努力の範囲を超えていることから、採算改善を行い安定供給を維持するために、価格改定の実施を決めた。
2021年12月15日
2021年6月29日
三菱ケミカルは28日、同社がもつバイオマス原料由来ポリエステルに係る基本特許を含む関連特許について、クラレおよびクラレトレーディングとライセンス契約を締結したと発表した。ライセンス対象の製品は、再生可能なバイオマス原料によるPET(ポリエチレンテレフタレート)。繊維をはじめ様々な用途が見込まれており、従来の石油由来の製品と比べ、温暖化ガスの排出量を抑えることができる。
同特許は、バイオマス原料由来の高品質ポリエステルそのものに関する物質特許。製造販売など事業を行う上で必要な基本特許となり、これまで日本のみならず米国、欧州、中国で特許登録を完了している。
さらに、三菱ケミカルは、今回の特許以外にもバイオマス原料由来の製品に関する特許を数多く保有している。今後、環境負荷の低いバイオマス原料由来の製品を普及させるために、自社事業の拡大だけではなく、外部との協業やライセンス供与を積極的に推進させることで、持続可能な新炭素社会の構築に貢献していく。
2021年3月23日
クラレとクラレトレーディングは22日、メタクリル樹脂(PMMA)の押出板とキャスト板を6月1日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品は、PMMA押出板「コモグラス」、PMMAキャスト板「パラグラス」、PMMA押出ミラー板「コモミラー」の3製品で、改定幅はいずれも現行価格の「20%」アップ。
メタクリル樹脂板はコロナ禍で、飛沫飛散防止用仕切板やディスプレイ向けの需要増加により、需給バランスがタイト化。また、アセトンの高騰を受け、メタクリル樹脂板の原料であるメタクリル酸メチル(MMA)とPMMA価格が大幅に上昇するとともに、物流費などの諸経費も増大しており、自助努力によるコスト吸収の範囲を越えるものとなっている。このような状況下、両社は採算是正と安定供給を維持するために、価格改定の実施を決めた。
2021年1月20日
2020年12月25日
2020年10月8日
2020年10月6日
2020年7月3日
2020年3月2日
2019年12月25日