クラレ イソプレンケミカル関連製品を来月から値上げ

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2021年12月16日

 クラレは15日、イソプレンケミカル関連製品を2022年1月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は現行価格から「5~15%のアップ」。

 対象製品の各種コストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっており、事業収益は一段と悪化が進んでいる。このような状況下、採算改善を行い安定供給の維持を図るために、価格改定の実施を決めた。

クラレ PVA樹脂など4製品再値上げ、コスト高を是正

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2021年12月14日

 クラレは13日、ポリビニルアルコール(PVA)樹脂「クラレポバール」「エルバノール」、PVA系樹脂「エクセバール」「モビフレックス」の4製品について、14日出荷分から値上げすると発表した。10月に続く今年6度目の値上げ。改定幅は、いずれも国内が「60円/kg」、アジアパシフィック、北米・南米、中東・アフリカが「0.60米ドル/kg」、欧州が「0.50ユーロ/kg」。

 PVA樹脂の需給バランスの急速なタイト化が進む中、対象製品の各種コストの上昇は自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、同社は再度の価格改定に踏み切った。

クラレ クルマのオンライン展示会、未来の自動車づくり

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2021年12月13日

オンライン展示会

 クラレは、特設サイト「クラレとクルマ 展示会」(https://go.kuraray.com/auto2021)をオンラインで開催している。脱炭素社会の実現に向けた未来の自動車づくりをテーマに、開発品を含む27の製品・技術・サービスを紹介。素材・クルマ製造時CO2削減、および電動化などによる走行時CO2削減、安全性・快適性向上など、サステナブルで高機能な未来の自動車づくりに好適なソリューションを提案する。

 「脱炭素社会のクルマづくり」では、自動車に関わる様々な段階で発生するCO2削減に寄与する製品・技術を展示。車室空間など住環境に近い低濃度のCO2を湿潤環境下でも吸脱着可能なポリビニルアルコール(PVA)繊維(開発品)や、従来の樹脂では実現が難しかった軽量化が要求される構造部材に使用可能なポリアミド9T(PA9T)を用いた熱可塑性FRP(開発品)などを紹介する。

 また「これからのクルマづくり」では、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)としての車内空間に着目し、安全性・快適性や内外観の向上に寄与する製品・技術を展示。揮発性有機化合物(VOC)の発生源となる接着剤やエポキシ樹脂を使用せず、加熱によって自動車部材の固定が可能な熱膨張固定シート(開発品)や、光源を繊維の端面から取り入れることで発光し、車室内の光演出の表現自由度を高める導光繊維(開発品)などを紹介する。さらに、特集記事ページでは、クルマづくりに関する最新記事を順次掲載していく予定。

クラレ 来年1月から活性炭ならびに関連製品を値上げ

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2021年12月10日

 クラレは9日、活性炭ならびに関連製品(活性炭繊維や不織布、浄水器用の成型体など)について、2022年1月1日出荷分より国内・海外向け価格の改定を決定したと発表した。改定幅は、石炭系活性炭が「20~40%のアップ」、ヤシ殻系活性炭が「15~20%のアップ」となっている。

 活性炭の主要原料である石炭は世界的な需要増大により価格が高騰。一方、ヤシ殻についても、天候不順や人手不足により収穫量が大幅に減少しているため需給バランスがひっ迫し、価格が急騰するとともに、原料の安定調達が困難な状況が続いている。加えて世界的なコンテナ不足や人手不足により物流費が高騰しており、こうした傾向は今後もしばらく続くと見られる。

 このような状況下、同社は、これらのコスト上昇が自助努力による吸収の範囲を超えていることから、採算改善を行い、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決定した。

クラレ 人工皮革全製品を国内外で値上げ、来年から実施

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2021年12月7日

 クラレは6日、人工皮革「クラリーノ」全製品について、2022年1月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。改定幅は「10~15%のアップ」となる。前回の実施は4月(発表は3月)。

 対象製品の主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

クラレ 人事(2022年1月1日)

2021年12月6日

[クラレ・人事](2022年1月1日)▽ビニルアセテート樹脂カンパニー管掌ビニルアセテートフィルムカンパニー管掌兼同カンパニー長、代表取締役・専務執行役員早瀬博章▽社長補佐、取締役・常務執行役員阿部憲一▽経営企画室担当、サステナビリティ推進本部担当、グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室担当、経理・財務本部担当、同役員多賀敬治▽社長補佐、専務執行役員豊浦仁▽同柏村次史▽技術本部担当、国内事業所担当、環境安全センター担当兼技術本部長、常務執行役員大村章▽イソプレンカンパニー長、同役員尾松俊宏▽イノベーションネットワーキングセンター担当、研究開発本部担当、IPマネジメントセンター担当、同役員津軽利紀▽イノベーションネットワーキングセンターExecutive Advisor、執行役員P.スコット ベニング▽ビニルアセテートフィルムカンパニー高機能中間膜事業部長、同役員スティーヴン コックス▽クラレアメリカ社長、同役員川原孝春▽総務・人事本部担当、購買・物流本部担当兼総務・人事本部担当、同役員藤波智▽経営企画室長、同役員藤原純一▽経営監査本部長大井秀雄▽サステナビリティ推進本部長井出章子▽イノベーションネットワーキングセンター長中野一郎▽経理・財務本部長難波憲明▽購買・物流本部副本部長土方禎雄▽IPマネジメントセンター長中川直▽ビニルアセテート樹脂カンパニーポバール樹脂事業部副事業部長松本和也▽ビニルアセテートフィルムカンパニーモノソル事業部長兼モノソル社長クリスチャン ハーマン▽イソプレンカンパニーイソプレンケミカル事業部長松田英樹▽倉敷事業所長小橋俊文▽経営監査本部長補佐音石和男▽グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室長スタンリー フクヤマ(2022年3月株主総会開催日予定)【クラレトレーディング】▽退任(取締役会長)村井研三【クラレプラスチックス】▽退任(取締役会長)中島多加志【倉敷国際ホテル】▽退任(取締役会長)鳥生雅夫。

クラレ PVA繊維およびポリエステル短繊維を値上げ

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2021年12月3日

 クラレは2日、ポリビニルアルコール(PVA)繊維であるビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」、およびポリエステル短繊維について、2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」が「10~20%のアップ」、ポリエステル短繊維が「10%のアップ」。

 原油価格の上昇に伴う主要原材料、ユーティリティーコストの大幅な上昇に加え、物流費の高騰や設備の維持・更新費用の増加などに伴う製造コストが引き続き収益を圧迫し、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、同社は、採算改善を行い、安定供給を維持するために、今回の値上げを決定した。

クラレ 役員人事(2022年3月下旬株主総会開催日)

2021年12月1日

[クラレ・人事](2022年3月下旬株主総会開催日)▽退任(取締役常務執行役員)阿部憲一▽常務執行役員藤波智▽執行役員大井秀雄▽同下浩幸▽同中村吉伸▽同井出章子▽退任(専務執行役員)豊浦仁▽同(同)柏村次史▽同(執行役員)P.スコットベニング。

クラレ 組織改正(2022年1月1日)

2021年11月30日

[クラレ/組織改正](2022年1月1日)▽コーポレートガバナンスをグローバルに強化するため、業務監査室の機能を拡充し経営監査本部に改組する▽事業活動と密接に連携したサステナビリティ推進を強化するため、CSR本部を改組しサステナビリティ推進本部とする▽グローバルかつ全社的なイノベーション創出を推進するため、イノベーションネットワーキングセンターを創設する▽デジタル・トランスフォーメーションを経営レベルで推進するため、グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室を創設する▽グローバルなサプライチェーン・マネジメントの強化を図るため、ビニルアセテート樹脂カンパニーおよびビニルアセテートフィルムカンパニーの国際事業部を購買・物流本部に統合する▽事業部の知的財産戦略をサポートするとともに、事業戦略に沿った全社的な知的財産戦略の立案・推進を図るため、IPマネジメントセンターを創設する。

クラレ、「ランドセルは海を越えて」 アフガンで配付開始

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2021年11月19日

 クラレはこのほど、毎年実施している国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」を通じて全国から寄せられた使用済みランドセルの配付を、アフガニスタンで開始した。今年は全国から約7800個のランドセルが集まり、7月初旬に横浜港を出港。同国ジャララバード(ナンガハール州の州都)にクリニックと事務所を置くアフガン医療連合の協力の下、先月5日から配付がはじまった。

ランドセルをプレゼントされたアフガンの子ともたち。全国から寄せられたランドセルの配付が始まった

 まずは同州バティコット郡の女の子や男の子たちのもとに、色とりどりのランドセルが届けられた。ランドセル用素材として7割以上のシェアを誇る人工皮革「クラリーノ」を生産するクラレは、2004年に同活動を開始。使い終わったランドセルをノートや鉛筆などの学用品と一緒に、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントしている。18年目を迎え、これまでに14万個以上のランドセルが海を越えて、アフガニスタンの子どもたちに希望とともに届けられた。