ソルベイ 高速硬化・難燃性エポキシプリプレグを発売

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2023年10月31日

 ソルベイはこのほど、バッテリー電気自動車(BEV)用の構造部品や補強用に使用可能な高速硬化エポキシプリプレグシステム「SolvaLite 716 FR」を今年末までに発売すると発表した。

バッテリエンクロージャー向け難燃性コンポジット材料

 従来の熱硬化性プリプレグや

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ソルベイ バッテリー用途向け熱暴走防止用の樹脂材料

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2023年10月17日

 ソルベイはこのほど、熱暴走や熱伝導に対する耐性が必要なバッテリー用途向けに、長繊維ガラス(LGF)を充填した「Xencor」ファミリーに、芳香族ポリアミド(PPA)を用いた熱暴走防止用の新規グレード「Xencor XTreme PPA LGF」を追加した。

 1000℃で10分間以上の

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ソルベイ 耐高電圧・難燃・耐熱と高流動性のPPS樹脂

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2023年10月11日

 ソルベイはこのほど、電動車(xEV)の性能向上を目的とした「シュープリーム」シリーズに、ポリフェニレンスルフィド(PPS)コンパウンド製品2種を追加した。充電時間の短縮と走行距離の延長に寄与する。

 「ライトンHV」は高電圧対応品で、

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ソルベイ LIB向け高耐熱絶縁材、新規LCPを開発

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2023年3月27日

 ソルベイはこのほど、EVバッテリー部品に求められる安全性要求に応えるため、液晶ポリマー「ザイターLCP」のラインアップに高耐熱性と難燃性を兼ね備えた新規グレード「G‐330HH」を開発したと発表した。

 新グレードは

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ソルベイ PPAを増強、自動車向け需要増に対応

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2022年10月14日

 ソルベイはこのほど、オペレーショナルエクセレンスへの取り組みの一環として、米ジョージア州オーガスタの生産拠点において「アモデル」ポリフタルアミド(PPA)樹脂の生産能力を最大15%増強すると発表した。

 今回の生産能力の増強は、

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ソルベイ フッ素系界面活性剤不使用のフッ素ゴムを上市

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2022年6月27日

 ソルベイはこのほど、フッ素系界面活性剤(PFAS由来の加工助剤)を使用しないパーオキサイド加硫フッ素ゴム(FKM)の製品ポートフォリオを発表した。世界的な

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ソルベイ EV用の高性能・持続可能なPPAを発表

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2021年12月22日

 ソルベイはこのほど、性能と持続可能性に対する要求の厳しいe‐モビリティ用の先進的な電気・電子機器アプリケーションに向けた新世代の「アモデル」ポリフタルアミド(PPA)製品を発表した。e‐モータとパワーエレクトロニクス、ギアボックスを組み合わせた一体型の電気駆動システムに対応する。

 「アモデル シュープリーム」シリーズの「AE9933」と「AE9950」は、150℃超のピーク温度に一時的にさらされた後でも耐トラッキング指数(CTI)を長期間維持し、マイナス40℃から150℃での耐熱衝撃性をもつ。800V以上で動作するe‐モータとインバータ用バスバーでの使用に最適だ。

 「アモデルバイオス」シリーズの「HFFR R1‐133」と「HFFR R1-145」はノンハロゲン系難燃性グレードで、UL94 V0規格に適合するとともに、電子機器の腐食リスクも最小限に抑える。600V超のCTI、120℃超の耐熱性と優れた寸法安定性により、コンパクトなシステムを設計できる。

 表面実装型データコネクタ用に開発した「AE R1‐133」は、リフローはんだ付けで発生する膨れ(ブリスター)を防ぎ、回路部品などに適する。また耐衝撃性とウエルド強度が高いため、コネクターの薄肉化によりプリント基板上の設置面積を最大50%削減し、他の電子デバイスのスペースを確保できる。

 「アモデルバイオス」は一部バイオ由来成分である長鎖分子構造を含み、現行のバイオ由来の長鎖PPAと比べてガラス転移温度(Tg)は高く、地球温暖化係数(QWP)は低い。ソルベイは、「アモデル」PPAのCO2排出量を2013年比で30%削減。米ジョージア州のPPAグローバル製造工場での製造には、100%再生可能エネルギーを使用している。

ソルベイ 外科用カニューレ・スクリューにPEEK樹脂

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2021年7月13日

 ソルベイはこのほど、米Carbon22社の足・足首外科手術用の「Creed」カニューレ・スクリューシステム(骨固定用ネジ)に「Zeniva」ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂が採用されたと発表した。

 同システムは、米国食品医薬品局(FDA)510(k)クリアランス(市販前届け出)を取得している。チタン製の金属コアに医療用インプラントグレードのX線透過性PEEK樹脂をオーバーモールド造形したもので、PEEK樹脂とチタンを強く接着させることにより実現できた。X線やCTスキャン診断時に、体内のスクリューを確認しながら、歪みなどの視覚的ノイズなしに、インプラント部位付近や背後の状態の正確な評価が可能となる。

 従来のチタン製スクリューはX線を透過せず、また切削加工による大量の高価な廃材がコスト高になる。オールPEEK製のスクリューでは、鋭利な先端形状が実現できない上、スクリューの直径によって撮像にも影響が出る。複合材の「Creed」スクリューではX線は骨まで到達し、スクリューの輪郭が写り、骨構造の視覚化が大幅に向上。手術中や術後のスクリュー位置の確認、経過観察時の治癒状況の把握が可能となり、よりよい治療の一助となる。

 両社は、次世代整形外科用機器の開発促進に向けた新規開発プロジェクトにも、積極的に取り組んでいく考えだ。

ソルベイ 電気・電子用途向けバイオベースPPA上市

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2021年6月24日

 ソルベイはこのほど、高性能ポリフタルアミド(PPA)コンパウンドの新製品「アモデル Bios PPA」を上市した。

 要求の厳しいe-モビリティの電気・電子用途向けの、一部バイオ由来の新たな長鎖タイプPPA製品。食料品以外の再生可能原料を使い、100%再生可能エネルギーで生産することで、PPAで最小の地球温暖化係数を実現した。既存のバイオベースPPAの中で最高のガラス転移温度(135℃)と融点(315℃)をもつ。射出成形向けに設計されており、リフローはんだ付けで発生する膨れ(ブリスター)を回避できるため、表面実装デバイスや流体用コネクターなどパワーエレクトロニクス用の冷却回路部品に最適だ。

 さらに標準的PPAと比べて吸湿性が低く、応力腐食のリスクを抑えながら高い寸法安定性を示し、特に小型電子コネクター用途に適する。また、UL94 V0等級のハロゲンフリー難燃性グレードでも卓越した衝撃強度をもち、高い伸び率、ウェルド強度や優れた表面外観も兼ね備えている。「アモデル Bios PPA」は全世界で発売され、構造部品や電気部品、難燃性部品の用途別要求特性に応じてカスタマイズされ、4種のグレードがある。

 今後も、e-モビリティに対するより高い性能ニーズを満たし、意欲的なサステナビリティ目標を達成できるよう、技術開発の推進とサステナビリティの確保に取り組んでいく考えだ。

ソルベイ 医療関連企業がポリマーの消毒剤耐性試験実施

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2020年2月27日

 ソルベイはこのほど、PDIヘルスケアが行った同社の医療用消毒剤とソルベイの各種ポリマーとの適合性研究で、ソルベイのポリマーの引張強度や耐衝撃特性などが維持されていることが分かったと発表した。

 医療機器には院内感染のリスク抑制のために強い消毒剤が繰り返し使われるが、そこにはソルベイのポリマーが広く使われている。感染予防関連製品の市場をリードするPDIはソルベイの協力により、同社の高性能特殊ポリマーに対し、性能試験と外観評価試験を実施した。

 同社の特殊ポリマーに、PDIのいくつかの消毒剤を使用する試験を行った結果、ソルベイのポリマーの93%は高い引張強度を維持し、薬剤曝露による環境応力割れ特性への重要な耐性指標とされる、耐衝撃特性については100%維持していることが分かった。外観評価試験では、試験対象となったいずれの材料にも表面損傷や表面劣化は認められなかった。

 PDIの性能試験は、ソルベイの「アモデル・ポリフタルアミド(PPA)」「レーデル・ポリフェニルサルホン(PPSU)」「ベラデル・ポリエーテルサルホン(PESU)」「ユーデル・ポリサルホン(PSU)」を使って行った。今後、「Ixef・ポリアリールアミド(PARA)」や「Kalix・高性能ポリアミド(HAPPA)」でも試験を行う予定だ。

 一方、外観評価試験はソルベイの6種類すべてのポリマーで実施した。各試験では各種抗菌活性を持つ複数のPDI製消毒剤に、ポリマー材料を曝露。引張強度とノッチ付きアイゾット衝撃特性の試験では、それぞれ「プラスチックの化学試薬に対する耐性を評価するための標準試験方法」と「プラスチックの引張特性に関する標準試験方法」に従って実施した。

 また、外観評価試験ではサンプル材料を消毒剤で二週間、毎日12回ずつ拭き、この試験に関与していない3人のPDI従業員が表面の変化を評価した。