ダウはこのほど、「廃棄物の根絶」目標を「廃棄物の転換」目標へと拡大することにより、2020年に設定したサステナビリティ目標を加速させると発表した。
2030年までに、
2022年10月31日
2022年10月4日
2022年9月21日
2022年9月9日
2022年7月29日
2022年7月26日
2022年5月25日
2022年4月18日
2022年4月12日
2021年12月7日
ダウは近日中に、建築物のファサード(正面から見た外観)に使用するカーボンニュートラル(CN)シリコーンを提供するためのサービスを発表する。
SSG構法、複層ガラス、ウェザーシールに使用されるCNシリコーンは、国際認証であるPAS2060認証を取得。この画期的な技術革新により、建築物の設計者は、より少ない環境負荷でより自由に設計することが可能になる。
建築ファサード担当グローバルセグメントリーダーのマーカス・プレト氏は、「建築ファサード用「DOWSIL」シリコーンのCNプログラムの商業導入は、シリコーンのCN化における真の進化を意味する」と述べている。
ワールド・グリーン・ビルディング・カウンシル(WGBC)によると、世界のCO2排出量の約39%を建築部門が占める(内包された炭素と建物の運営の両方を含む)。ダウのシリコーン製品の製造にはエネルギーが必要になるが、これらの製品を使用することで、プレハブのファサード要素やガラス断熱材などの用途においては非常に低いエネルギーしか必要とせず、建物のエネルギー効率の大幅な向上に貢献する。さらに、その実証済みの耐久性により、断熱化された建物の外壁を50年以上も維持できる。
グローバル・シリコーン・カウンシル(GSC)によると、シリコーンシーラントで必要とされるエネルギーまたはカーボンは、断熱ガラス用のシリコーンシーラントを製造するために必要なエネルギーと比べて最大20倍も節約。CNシリコーンにより、ダウ製品の構成要素であるシリコーンポリマーの製造に必要な炭素を正味ゼロにできる。
CNシリコーンを特定の建築プロジェクトに使用することは、特にダウが独自の立場を確立する金属ケイ素の製造プロセスにおいて革新的な提案となる。長期的な性能やカーボンフットプリントだけでなく、エネルギーや温室効果ガス(GHG)排出量の削減に貢献する機能を建物に付与できるため、建築や建設において、シリコーンは今後も選ばれる技術であり続ける。
CNシリコーンは、PAS2060認証を取得しており、国際的なグリーンビルディング認証のポイント加算に貢献できる。また、各製品は環境製品宣言(EPD)も取得しているため、製品のライフサイクルにおける環境影響について、透明性のある比較可能な情報を開示する。