チッソの4-12月期 大型定修など響き営業赤字に

2019年2月12日

 チッソが8日に発表した2019年3月期の第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比1%減の1149億円、営業損失は24億円(前年同期は営業利益14億円)、経常損失は6億円(前年同期は経常利益40億円)。特別損失として水俣病補償損失等(昨年4月1日から12月31日までの水俣病被害者への救済一時金1200万円を含む)24億円、災害による損失9200万円を計上したことで、4半期純損失は48億円となった。

 機能材料事業の液晶材料は、液晶ディスプレイ市場でのパネルの供給過多による販売価格の下落、テレビ用途を中心とした大型パネルの生産調整が影響し売上が減少した。

 加工品事業の繊維製品は、不織布の販売が価格競争の激化により伸び悩んだ。肥料は米国向け緩効性肥料の輸出が順調に推移したことに加え、春肥の肥料価格改定前に先取り需要が発生したことから売上が増加した。

 化学品事業のオキソアルコールは、大型定期修理の影響による出荷の減少や、原料価格の高騰など厳しい事業環境となった。シリコン製品では電子材料・医療用途を中心に販売が増加。ポリプロピレンは国内の需要が堅調に推移し、前期からの製造設備トラブルの影響も解消しつつあり、出荷は回復基調となった。

 商事事業では、主力のポリプロピレンは仕入先設備トラブルによる減産の影響が一部に残り出荷が減少。ただ、ナフサ価格の高騰により販売価格が上昇したことで、売上は増加した。

 その他の事業のエンジニアリング部門では、既存受注案件の工事が九州地区での豪雨災害の影響を受けた。通期の業績予想については、前回公表の予想からの変更はない。なお、純利益は水俣病関連損失の予想が困難であることから、引き続き未定としている。

 

チッソ 後藤社長が退任し新社長に木庭竜一氏を選任

2018年12月25日

 チッソは21日、同日開催した取締役会において、後藤舜吉社長から同日付をもって一身上の理由により代表取締役社長及び取締役を辞任したい旨の申し出を受理し、木庭竜一代表取締役の社長職選任を決議したと発表した。

チッソの4-9月期 液晶事業の環境悪化で営業損失に

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2018年11月13日

 チッソは12日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比3%減の732億円、営業損失は14億円(同21億円の悪化)、経常利益は92%減の2億円、純損失は24億円(同16億円の悪化)だった。

 事業会社JNCの溝部仰起常務執行役員は「液晶事業が想定より落ち込んでいる。液晶材料は中国での新規メーカー参入で液晶パネルがだぶつき、販売数量が減少したことに加え、

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JNCグループ・チッソ 人事(10月1日、11月1日)

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2018年10月4日

 [JNC及びチッソ関連/人事](10月1日)【チッソ】▽総務部広報室長、同部長田村秀人▽解兼総務部広報室長高島浩彰【JNC及び関係会社】▽総務部広報室長、同部長兼JNC石油化学総務部長田村秀人▽人事部付上級主幹高島浩彰(11月1日)【JNC】▽解兼CSR推進室担当、常務執行役員研究開発本部長、横浜研究所・環境安全品質部、生産技術部担当松下哲也【チッソ】▽解兼総務部広報室長、同部長田村秀人【JNC及び関係会社】▽解兼総務部広報室長、同部長兼JNC石油化学総務部長田村秀人▽JNC石油化学市原製造所生産技術室長、JNC石油化学市原製造所長阿部將起▽水俣製造所保全部長松田幸久▽サンワ工事社長三浦弘二▽JNCセントラル社長岡広太。

チッソの4-6月期 機能性材料など低調で営業損失

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2018年8月20日

 チッソが10日に発表した2018年4―6月期の連結業績は、営業損失となった。売上高が前年同期比5%減の366億円、営業損失は9億円(前年同期は営業利益8000万円)、経常利益は同72%減の3億円、純損失11億円(前年同期は純損失三億円)。

 機能材料事業では、液晶ディスプレイ市場でパネル供給過多となり、テレビ用途を中心とした大型パネルの生産調整が行われた影響から、液晶材料の販売が低調だった。

 加工品事業の繊維製品では、中国・東南アジア地域の衛生材料市場は

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