トーヨーカラー LIB用CNT分散体が最大手で採用

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2023年2月24日

 トーヨーカラーはこのほど、リチウムイオン電池(LIB)正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体「リオアキュム」が世界最大手の車載電池メーカー寧徳時代新能源科技(CATL)の次世代高容量LIBに採用されたと発表した。東洋インキグループの分散体拠点である珠海東洋色材(中国広東省)の設備を増設し、生産能力を強化。24年量産モデルより搭載される予定だ。

中国工場外観

 トーヨーカラーは

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トーヨーカラー 海洋生分解性バイオマスプラ開発に参画

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2021年1月26日

 トーヨーカラーはこのほど、海洋生分解性プラスチック製品の開発・普及に向けた「Marine‐Biodegradable Biomass Plastics(MBBP)開発プラットフォーム」に参画したと発表した。プラスチックによる海洋汚染が深刻な問題となる中、昨年11月に設立された、地球と共生できるプラスチック製品の開発・普及に向けた産学連携の取り組みで、大阪大学の「海洋生分解機能を熱可塑性プラスチックに搭載する材料設計指針」に基づくもの。2025年の実用化を目指している。

 でんぷんと生分解性プラスチックからなるMBBPに、同社独自の配合設計技術・分散技術を生かし、農業資材や食品包装をはじめ、各種用途や加工方法に最適化したMBBPマスターバッチ・コンパウンドの配合設計や、MBBPのさらなる高機能化を進め、新規環境貢献製品の創出に取り組んでいく。

 東洋インキグループは「革新的技術を通じて環境と共生する」ことを重要課題に掲げ、革新的な環境技術により製品・サービスの両面で持続可能な社会の構築をリードする企業を目指している。同プラットフォームへの参画により、地球と共生できるプラスチック製品開発に寄与し、循環型社会の実現に貢献していく考えだ。