レゾナック 排ガス処理装置の除害筒の再生費を値上げ

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2023年3月23日

 レゾナックは22日、半導体ドライエッチングガスの排ガス除害装置製品に使用される除害筒の再生費について、5月1日納入分から値上げする、と発表した。対象製品と改定幅は、「クリーンエスZ型再生費(酸性ガス除害装置)」が「現行価格の15%以上」「クリーンエスPF型再生費(地球温暖化ガス〈PFCガス〉除害装置)」が「同25%以上」。

 排ガス処理装置「クリーンエス」は、半導体のドライエッチング工程などで排出される特殊ガスの毒性の無害化や、地球温暖化係数の高いガスを分解する装置。半導体の製造工程において、地球温暖化へのネガティブインパクトの低減に貢献している。乾式充填剤を用いた排ガス処理装置は、分解性能を維持するため、一定量のガスを処理する度に除害筒を交換する必要がある。

 除害筒の再生を取り巻く事業環境は、昨今の原料価格高騰や、輸送費、その他のコスト上昇等、大変厳しい状況が続く。同社はこれまで、様々な施策を行い再生費の低減に努めてきたが、自助努力により吸収することが困難なことから、今後も製品の安定供給を維持するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

レゾナック ハイグレードSiCエピ、第三世代を開発

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2023年3月2日

 レゾナックは1日、パワー半導体の材料であるSiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウェハーについて、現在量産している第2世代ハイグレードエピウェハーの品質をさらに改善した第3世代のハイグレードエピウェハーを開発し、量産を開始したと発表した。

 SiCパワー半導体は、

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レゾナック VRで製品開発、分子レベルでの解析を体感

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2023年2月17日

 レゾナックはこのほど、仮想現実(VR)技術を半導体の材料開発に活用することに成功したと発表した。VR技術は分子レベルの世界を三次元表示するもので、半導体材料開発の分野で導入されるのは国内初。

従来の2次元的に表現した画像と、 VR活用時の3次元的に表現した画像の対比

 従来、材料の分子レベルの相互作用については、

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レゾナックの2022年度決算、外部環境悪化で減益

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2023年2月15日

構造改革に注力、2025年の数値目標を達成へ

 レゾナック・ホールディングスは14日、2022年12月期の連結業績を発表した。売上高は前年比2%減の1兆3926億円、営業利益32%減の594億円、経常利益32%減の954億円、純利益308億円(同429億円増)だった。 “レゾナックの2022年度決算、外部環境悪化で減益” の続きを読む

レゾナック パワーモジュール材料、評価・開発拠点始動

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2023年1月20日

 レゾナックはこのほど、「パワー半導体」とこれをパッケージした「パワーモジュール」の材料開発を強化するため、「パワーモジュールインテグレーションセンター(PMiC)」(栃木・小山事業所内)を本格始動させると発表した。

社内で実装した評価用パワーモジュールパッケージ

 PMiCは、

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レゾナック 「共創の舞台」始動、6G向け新材料開発

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2023年1月19日

 レゾナックはこのほど、次世代通信規格6G向けの新たな半導体材料開発を進めるプロジェクトを立ち上げ、横浜市にオープンしたR&Dの中核拠点「共創の舞台」でベンチャー企業や大学と協業すると発表した。同施設には同社の計算科学や材料解析といった基盤機能のプロフェッショナルが集結しており、それらの力も活用していく。

共創の舞台(横浜市)

 6Gは

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