三井化学が13日に発表した2022年3月期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前年比33%増の1兆6127億円、コア営業利益は90%増の1618億円、純利益は90%増の1100億円の大幅な増収増益だった。
同日にウェブ開催した決算説明会で、中島一取締役専務執行役員CFOは、「前年度に比べ、コロナの影響の軽減、海外市況の上昇、そして成長領域の伸長などにより、収益が大きく改善した」と説明。コア営業利益と純利益はともに過去最高益だった。
利益の増減要因を見ると、
2022年5月16日
2022年5月10日
2022年4月26日
2022年4月20日
2022年4月13日
三井化学は12日、ポリウレタン原料のトルエンジイソシアネート(TDI)類を5月2日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「120円/kg」。
新型コロナウイルス蔓延による世界経済の変調に加え、ウクライナ危機に伴う経済活動への影響が顕在化しており、原油価格はバレル百ドル近傍の高いレベルで推移している。TDI類についても、原燃料コストはすでに同社の予測を上回るレベルまで高騰し、TDI類製造設備の維持関連コストや自然災害発生時の安定供給体制構築などのコスト増加もあり、収益上、過去に経験のない極めて厳しい状況にある。
全社一丸でコスト改善に取り組んでいるが、コスト高騰は自助努力で吸収できる水準をはるかに超えているため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
2022年4月12日
三井化学は11日、神戸市のコミュニティ施設「ふたば学舎」の回収ステーションで回収したプラスチック資源をマテリアルリサイクル(MR)し「リサイクルエコベンチ」を2基製作、今月7日に同施設に設置したと発表した。
三井化学は昨年12月、サーキュラーエコノミー(CE)の推進に取り組む産官学民連携の新事業共創パートナーシップ「ジャパン・サーキュラ―・エコノミー・パートナーシップ」(J‐CEP)に幹事会社の1社として参画した。
J‐CEPが、神戸市とアミタが主体となり進める「プラスチック資源に特化した回収ステーション」に連携団体として参加。ふたば学舎に設置した回収ステーションで
2022年4月8日
2022年4月8日
2022年4月7日
三井化学は6日、アセトン(AC)、イソプロピルアルコール(IPA)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、MIBK類を、4月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ACが「21円/kg」(ナフサ上昇分:20円+用役・副原料上昇分:1円)、MIBKとMIBK類は「29円/kg」(同26円+3円)、IPAは「19円/kg」(同16円+3円)。いずれも先月に続く今年2度目の値上げとなる。
前回発表分は、主原料ナフサ価格の想定を4-6月期8万円/kl水準で決着したものの、その後もナフサ価格は上昇を続けている。同期9万円/klに達することが見込まれており、さらなるコスト上昇が想定される中、原油価格の上昇により重油や液化天然ガス(LNG)も上昇、用役費や副原料価格も上昇を継続している。
こうしたコストの高騰は、同社の自助努力の範囲を超えるものであることから、安定供給体制の維持を図るためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ水準が変動する場合は、再度の価格改定もあるとしている。
2022年4月4日