三井化学の3月期 海外市況高、成長領域伸長し最高益

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2022年5月16日

 三井化学が13日に発表した2022年3月期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前年比33%増の1兆6127億円、コア営業利益は90%増の1618億円、純利益は90%増の1100億円の大幅な増収増益だった。

中島取締役専務執行役員CFO=5月13日、オンライン

 同日にウェブ開催した決算説明会で、中島一取締役専務執行役員CFOは、「前年度に比べ、コロナの影響の軽減、海外市況の上昇、そして成長領域の伸長などにより、収益が大きく改善した」と説明。コア営業利益と純利益はともに過去最高益だった。

 利益の増減要因を見ると、

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三井化学 マイクロ波でCF製造、省エネ技術を共同開発

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2022年5月10日

 三井化学とマイクロ波化学は9日、マイクロ波を活用した環境負荷の低い、革新的なPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維(CF)製造の基盤技術を確立したと発表した。

PAN系炭素繊維の製造プロセスの比較。マイクロ波法(下)と従来法

 同技術は、

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三井化学 ポリウレタン樹脂を値上げ、「100円/kg以上」

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2022年4月26日

 三井化学は25日、「タケラック」や「タケネート」などのポリウレタン樹脂について、5月9日出荷分から「100円/kg以上」値上げすると発表した。昨年12月初旬に続く価格改定の実施となる。

 国際情勢悪化に伴い石油化学製品の需給バランスがひっ迫し、原料市況価格が高騰している。ポリウレタン樹脂用原料価格の継続的な高騰に加え、原燃料費や物流費などの諸費用も大幅に上昇している。同社は継続的なコスト吸収に取り組んでいるが、安定供給と品質を維持していくためには、値上げせざるを得ないと判断した。

三井化学 若手研究者が実験披露、ニコニコ超会議初参加

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2022年4月20日

三井化学の若手研究者が科学系人気ユーチューバーとコラボ。科学実験ショーを披露する

 三井化学は今月29日、30日に幕張メッセ国際展示場(千葉市美浜区)で開催される「ニコニコ超会議2022」内の「超アリエナイ理科ノ実験」に協賛し、初参加する。

 「超アリエナイ理科ノ実験」は、

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三井化学 ポリウレタン原料TDI類を値上げ、来月から

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2022年4月13日

 三井化学は12日、ポリウレタン原料のトルエンジイソシアネート(TDI)類を5月2日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「120円/kg」。

 新型コロナウイルス蔓延による世界経済の変調に加え、ウクライナ危機に伴う経済活動への影響が顕在化しており、原油価格はバレル百ドル近傍の高いレベルで推移している。TDI類についても、原燃料コストはすでに同社の予測を上回るレベルまで高騰し、TDI類製造設備の維持関連コストや自然災害発生時の安定供給体制構築などのコスト増加もあり、収益上、過去に経験のない極めて厳しい状況にある。

 全社一丸でコスト改善に取り組んでいるが、コスト高騰は自助努力で吸収できる水準をはるかに超えているため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

三井化学 MRで混合材のベンチ製作、神戸市施設に設置

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2022年4月12日

 三井化学は11日、神戸市のコミュニティ施設「ふたば学舎」の回収ステーションで回収したプラスチック資源をマテリアルリサイクル(MR)し「リサイクルエコベンチ」を2基製作、今月7日に同施設に設置したと発表した。

三井化学・複合材料事業推進室の寺田豪マテリアルリサイクルグループリーダー(左)と神戸市の福本富男環境局長。寄贈した「リサイクルエコベンチ」と=ふたば学舎

 三井化学は昨年12月、サーキュラーエコノミー(CE)の推進に取り組む産官学民連携の新事業共創パートナーシップ「ジャパン・サーキュラ―・エコノミー・パートナーシップ」(J‐CEP)に幹事会社の1社として参画した。

 J‐CEPが、神戸市とアミタが主体となり進める「プラスチック資源に特化した回収ステーション」に連携団体として参加。ふたば学舎に設置した回収ステーションで

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三井化学 人事(2022年4月1日)

2022年4月8日

[三井化学・人事](1日)▽常務執行役員生産・技術本部長兼安全・環境技術部長市原工場、名古屋工場、大阪工場、岩国大竹工場及び大牟田工場担当細見泰弘▽同本部同部羽根誠司。

 

三井化学 アンモニア系製品値上げ、原燃料価格が高騰

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2022年4月8日

 三井化学は7日、アンモニア系製品を4月25日納期分から値上げする、と発表した。液体アンモニア(ローリー、ボンベ)が「30円/kg以上」、アンモニア水(ローリー)が「8円/kg以上」、尿素が「20円/kg以上」、メラミンが「67円/kg以上」。

 ロシア情勢を背景に原燃料価格が高騰し、対象製品の製造コストが大幅に上昇している。厳しい事業環境下、同社はあらゆるコストダウンを行ってきたが、自助努力で吸収可能な限界を超えていることから、今後も安定供給を継続するために値上げを決めた。

三井化学 アセトンなど追加値上げ、原燃料コストが高騰

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2022年4月7日

 三井化学は6日、アセトン(AC)、イソプロピルアルコール(IPA)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、MIBK類を、4月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ACが「21円/kg」(ナフサ上昇分:20円+用役・副原料上昇分:1円)、MIBKとMIBK類は「29円/kg」(同26円+3円)、IPAは「19円/kg」(同16円+3円)。いずれも先月に続く今年2度目の値上げとなる。

  前回発表分は、主原料ナフサ価格の想定を4-6月期8万円/kl水準で決着したものの、その後もナフサ価格は上昇を続けている。同期9万円/klに達することが見込まれており、さらなるコスト上昇が想定される中、原油価格の上昇により重油や液化天然ガス(LNG)も上昇、用役費や副原料価格も上昇を継続している。

  こうしたコストの高騰は、同社の自助努力の範囲を超えるものであることから、安定供給体制の維持を図るためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ水準が変動する場合は、再度の価格改定もあるとしている。