九州大学と三井化学 空気と水からアンモニアと水素同時合成

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2023年11月27日

 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所と三井化学カーボンニュートラルセンターで組織する石原達己教授らの研究グループはこのほど、常温・常圧下、光バイオ触媒により空気(窒素)と水からアンモニアと水素を同時に合成することに成功した。

自然代謝系(左)と今回見出したバイオ光触媒によるアンモニア(NH3)と水素生成のイメージ図(右)。生態系の代謝の一部を光触媒プロセスで置き換えることで、シアノバクテリア内
のニトロゲナーゼに電荷を伝達し、高速でアンモニアと水素の合成を実現した

 今回の成果は、

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九州大学と三井化学、細胞膜酵素でギ酸、水素キャリアに期待

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2023年11月20日

 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(WPI‐I2CNER:アイスナー)と三井化学カーボンニュートラルセンター(MCI‐CNRC)の研究グループはこのほど、細胞膜酵素による水素駆動型CO2還元反応からの高効率なギ酸生成系の構築に世界で初めて成功した。

細胞膜酵素による水素駆動型CO2還元反応からのギ酸生成系の模式図。図中のH2aseは水素酵素、FDHはギ酸脱水素酵素

 常温・常圧下で酵素反応が進み、気体の

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九州大学 三菱ガス化学と過水を安全に合成する触媒開発

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2023年3月1日

 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER:アイスナー)/大学院工学研究院の小江誠司(おごう・せいじ)主幹教授らの研究グループは、三菱ガス化学との共同研究により、水素と酸素を爆発の危険性がほとんどない安全な混合比率で、1つのフラスコのみを使い効率よく過酸化水素(過水)を合成する触媒の開発に成功した。また、同触媒の性能は、これまで報告された均一系触媒で世界最高値を示した。

水素と酸素から過酸化水素を作る新しい反応サイクル

 開発にあたっては、 “九州大学 三菱ガス化学と過水を安全に合成する触媒開発” の続きを読む