DIC 共押出多層フィルムを値上げ、各種コストが上昇

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2023年3月14日

 DICは13日、共押出多層フィルム「DIFAREN」の全銘柄について、4月3日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)当たり200円」(厚み20㎛換算)。

 世界では資源価格の高騰が継続し、その影響で国内でも電力や燃料などのエネルギー価格が高騰している。同社においても、電力料金の大幅な値上げに伴う製造コストの増加に加え、物流費、副資材費も増加し続けている。また、サプライチェーンの上流に位置する原料メーカーも同様にエネルギー価格高騰に伴う価格転嫁を進めており、安定的に原材料を調達し、製品を供給するためには値上げの受け入れが避けられない状況にある。

 同社は、これらのコスト増加分が効率化などの自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、今後の事業継続のために、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。

DIC 共押出多層フィルム再値上げ、原料高に対応

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2021年9月30日

 DICは29日、共押出多層フィルム「DIFAREN」の全銘柄について、10月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり200円以上」(厚み20㎛換算)。

 同社は7月に値上げを実施したが、原油および国産ナフサ価格はそれ以降も高騰を続け、フィルム製品の原材料価格はさらに上昇している。加えて、物流費、副資材費、設備維持費などのコストも事業収益を圧迫している状況にある。こうした中、同社は自助努力を続けてきたが、これら費用の吸収は極めて困難なことから、今後の安定供給を図るために、値上げせざるを得ないと判断した。

DIC 共押出多層フィルムを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年3月5日

 DICは4日、共押出多層フィルム「DIFAREN」を今月25日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり300円(厚み20㎛換算)」。

 原油およびナフサ価格は高騰を続け、フィルム製品の原材料価格が上昇している。加えて、物流費、副資材費、設備維持費などのコストも上昇している状況。こうした中、同社は自助努力を続けてきたが、これらの費用の吸収は極めて困難な状況にあることから、安定供給を維持するためには値上げが避けられないと判断した。