東レ 水素を透過する高分子分離膜モジュール創出

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2022年1月26日

CO2を50%以上削減、省スペース化にも貢献

 東レは、水素を含む混合ガスから、水素を選択的かつ高効率に透過可能な高分子分離膜モジュールを創出した。従来の分離膜モジュールと比較して、

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東ソー カーボンニュートラルに向けた方針策定

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2022年1月19日

2030年にGHG30%削減、1200億円を投資

 東ソーは18日、2050年カーボンニュートラル(CN)に挑戦し、2030年度までに温室効果ガス(GHG)排出量を2018年度比30%削減すると発表した。

東ソーグループのGHG排出量削減計画

 気候変動の主因となっているGHGの排出量削減は世界で最も関心が高い社会課題の1つ。日本政府による2050年CN宣言や2030年度GHG排出量削減目標の見直しを受け、グループ全体でのGHG排出量削減の方針を策定した。

 スコープ1、2について、

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DSM 新たな飼料添加物、乳牛のGHG排出を大幅削減

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2021年3月2日

 DSMはこのほど、同社が開発した新しい飼料添加物「Bovaer」を与えることで、乳牛のメタンの排出量を大幅に削減できることが実証されたと発表した。

 反すう動物から排出されるメタンは、現在排出されている温室効果ガス(GHG)に占める割合が非常に大きく、気候変動の要因ともなっている。同添加物を使うことで、飼料の種類と同添加物の添加量によって変わるが、牛一頭あたり27~40%のメタンガス削減量が期待される。

 オランダの酪農試験場で3カ月にわたり行われた試験では、牧草サイレージとコーンサイレージを3種類の配合率で粗飼料に混ぜたものに対して同添加物を2種類の分量で添加しメタンの削減量を調査。泌乳中期のホルスタイン・フリーシアン種64頭を調査対象とし、配合の異なる飼料にそれぞれメタン抑制剤を補給し、その効果を測定した。

 コーンサイレージを含まない粗飼料に低用量の同添加物(乾燥飼料1kg当たり60mg)を加えた場合のメタン削減率は27%。一方で、コーンサイレージ80%の乾物粗飼料に低用量の同添加物を加えた場合のメタン削減率は35%に増加した。同添加物の添加量を少し増やした場合(同80mg)は、メタン削減率が29~40%となった。

 これらの結果から、同添加物を使用した場合のGHG排出削減効果は明白となった。また、政府やGHGインベントリ作成機関にとっても、同添加物を使用することで、腸内メタンの削減量に関して十分な説明ができ、農家は、サステナビリティへの貢献に対する認証などに役立てることができる。

 「Bovaer」は、DSMが10年以上の年月を費やして研究・開発した、乳牛などの養牛、羊、ヤギなどの反すう動物向けの飼料添加物。牛一頭1日当たり、わずか小さじ4分の1杯の同添加物を与えるだけで、腸内メタンの排出量を約30%削減できる。その結果、同添加物は、食肉・牛乳・その他酪農製品の環境フットプリントの迅速かつ、大幅な削減に貢献する。

 同社は、この新しい飼料向け原料を様々な地域で「Bovaer」として商標登録。現在、各国の酪農・牛肉バリューチェーン各社との協業により、上市に向けた準備を進めている。具体的には、現地のビジネスシステムでの有効性を確認するための共同試験、低炭素酪農製品の共同開発、ビジネスモデルの確立などに取り組んでいる。