WTI価格 8日ぶり反発で65ドル台を回復

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2021年8月25日

ワクチン承認で景気回復期待も、先行きは不透明

 世界の原油相場では、米国において新型コロナワクチンが正式に承認されたことで投資家心理が改善、市場に資金が流れ込み23日のWTIの終値は65.64ドルでの取引となった。コロナ変異株の感染拡大がマイナス材料となりWTIは8月12日から7営業日連続で下落していたが、前日比3.5ドルも反発する結果となっている。

 米国食品医薬品局(FDA)が、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンを正式承認。これによりワクチン接種が義務化され、経済回復が加速することへの期待が高まっている。とはいえ、新型コロナは新たな変異株も出るなど収束が難しく、世界経済の重荷であることに変わりはない。

 原油相場はコロナ禍から世界経済が回復基調になる中、

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WTI価格 中東リスク継続も53ドル割れ

2019年10月7日

世界経済悪化で需要減少、米国在庫が増加傾向

 世界の原油相場では、供給不安よりも需要不足の懸念が強まっている。WTI価格は、中東リスクの高まりで一時高騰したものの、世界経済悪化による需要減少が意識され下落局面となり、足元ではバレル52ドル台の動きとなっている状況だ。

 WTIは9月以降、変動が激しくなった。9月14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃を受けたことで、原油の供給不安が高まり、16日のWTIは前日から約8ドル高となる63ドル台まで急騰、米国とイランの関係悪化を背景に70ドルを目指す展開も予想された。

 しかし、

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WTI原油価格 2カ月ぶりに66ドル台に急落

2018年10月26日

 世界の原油相場では、世界経済が減速するとの見方から、足元のWTI価格は70ドルを大きく割り込み66ドル台の取引となっている。米中貿易摩擦の深刻化や米国金利上昇など、世界経済の減速が懸念され、

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WTI価格 米国在庫減少で70ドル超に上昇

2018年9月21日

 世界の原油相場では、需給バランスが逼迫するとの見方から、足元のWTI価格は再び70ドル超の取引となっている。

 今週の米国エネルギー情報局(EIA)の統計で米国原油在庫が5週連続で減少(米国エネルギー情報局発表)したことや、サウジアラビアが原油高を容認したとの報道などを材料に先高観となり、原油価格を押し上げている状況だ。

 今年のWTI原油価格は

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