DIC 可塑剤を値上げ、主原料価格や各種費用が上昇
2023年11月27日
2023年11月27日
2021年11月16日
DICは15日、可塑剤について11月25日納入分から値上げすると発表した。対象製品と値上げ幅は、ポリエステル系可塑剤が「61円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA)が「54円/kg」、トリメリット酸系可塑剤が「69円/kg以上」、特殊可塑剤が「64円/kg以上」となっている。
可塑剤の主原料である各種酸・グリコール・アルコール類は、原油・ナフサ価格の上昇および国際市況高騰による内外価格差是正を背景とした価格改定が発表されている。またそれに伴い、ユーティリティ・物流費用も上昇し続けている。
同社では、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るために値上げが避けられないと判断した。
2021年7月16日
DICは15日、可塑剤について今月26日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ポリエステル系可塑剤が「25円/kg以上」、エポキシ化大豆油(ESBO)が「30円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「35円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤が「22円/kg以上」、トリメリット酸系可塑剤が「23円/kg以上」、特殊可塑剤が「25円/kg以上」となっている。
原油・ナフサ価格の上昇および需給のひっ迫により可塑剤の主原料である各種酸、植物油、アルコール類の価格が高騰を続けている。さらに、鋼材価格の上昇からドラム・缶の包装材料費も高騰している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今の原料価格および包装材料コストの上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには値上げが避けられないと判断し、今回の値上げを決定した。
2020年1月15日
2018年10月29日
可塑剤大手3社の値上げが今月11日までに出揃い、早期決着に向けた関係ユーザーとの交渉が一段と本格化している。8月下旬から騰勢を強める原油・ナフサ価格や、為替レートの円安基調を背景に、各社はフタル酸系可塑剤の値上げを相次いで打ち出した。
2社に先駆けて最大手のジェイ・プラスが、9月28日にDOP・INP・その他フタレートの16円/kg以上の価格改定を表明した。10月4日には新日本理化がDOP・DINP・DBP・その他フタレートの24円/kg以上を発表。11日にはシージーエスターが、DOP・DINP・DBPの25円/kg、PL-200の15円/kgを打ち出した。
フタル酸系の主要製品であるDOP・DINPで言えば、