日本化学会 吉野彰研究助成の対象者を伊福健太郎氏に決定

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2021年1月19日

 日本化学会はこのほど、2020年度の吉野彰研究助成対象者を伊福健太郎氏に決定したと発表した。伊福氏は京都大学 大学院生命科学研究科 総合生命科学専攻 全能性統御機構学分野の准教授。研究テーマは「実用藻類ツノケイソウのゲノム情報とゲノム編集を用いた光合成の効率化」で、助成金として200万円が贈られる。

 吉野彰研究助成とは、リチウムイオン電池開発で革新的な功績により、2013年度にロシアの「The Global Energy Prize」を受賞した吉野彰氏(旭化成名誉フェロー、日本化学会名誉会員)が、その報奨金をエネルギー、環境、資源分野の研究活動の活性化のために有効に使いたいとの思いから日本化学会に寄附し、その基金を基に創設された。

 

日本化学会 吉野彰研究助成対象者を小椎尾氏に決定

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2020年1月10日

 日本化学会は9日、2019年度の吉野彰研究助成対象者を九州大学先導物質化学研究所准教授の小椎尾謙(こじお・けん)氏に決定したと発表した。

 募集テーマは「低ポアソン比(負を含む)を有する弾性体に関する基礎研究」で、選考は「吉野彰研究助成選考小委員会」による厳正な審査と「吉野彰研究助成委員会」での審議、理事会での承認を経て進められた。なお、小椎尾氏には、第100春季年会会期中の3月23日に、東京理科大学野田キャンパスにて助成金目録(200万円)が授与される予定。

 研究テーマは「高度に配向した無機ナノシートが充填されたエラストマーの創製」で、研究期間は助成金公布日から2年間となっている。

 吉野彰研究助成事業は、リチウムイオン電池開発の革新的な功績により2013年度に「The Global Energy Prize」(ロシアで創設されたエネルギー分野のノーベル賞といわれる最も権威ある賞)を受賞された吉野彰氏(旭化成、日本化学会フェロー)が、その報奨金をエネルギー、環境、資源分野の研究活動の活性化のために有効に使いたいとの思いから日本化学会に寄附し、その基金を基に創設された。