日本化学工業協会は、小学生を対象とした化学実験体験イベント「夏休み子ども化学実験ショー2024」(8月3~4日)を東京・科学技術館(東京都千代田区)で開催する。参加費は無料で、自由入場制となる。
今回の
2024年6月26日
2023年7月6日
日本化学工業協会は5日、小学生を対象とした化学実験体験イベント 「夏休み子ども化学実験ショー2023」(8月5~6日)を東京・科学技術館(東京都千代田区)で4年ぶりに開催すると発表した。
主催は「夢・化学-21」委員会(日化協、日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会で構成)で、化学企業や団体が出展し、化学を楽しく学べる計16のプログラムを実施する。事前登録制で参加費は無料。インターネットの専用ページから申し込みを受け付ける(今月31日午後5時まで)。なお、定員になり次第締切となる。
「夏休み子ども化学実験ショー」は、子どもたちに〝化学のふしぎ、おもしろさ、たのしさ〟を体験してもらい、化学に興味をもつきっかけをつくることを目的に1993年から開催しており、今回28回目を迎える。
実験体験イベントでは、出展する企業の研究者や大学の先生による指導のもと、貼り付けたらすぐにくっつく接着剤、本来は混ざらない水と油を混ぜる実験など、学校の授業では体験できない、自由研究にも生かせるバラエティに富んだ実験を用意する。
実験には入場後に予約が必要な「当日予約イベント」と、予約なしで参加できる「自由参加イベント」がある。また、ステージイベントでは「なぜナニ化学クイズショー」を1日2回実施。学校や研究所の先生が実験を行いながら、途中でクイズを出題。参加者で答えを考えながら、化学を楽しく学べる。
2021年9月9日
ランクセスはこのほど、東北復興支援の一環で岩手県下閉伊郡山田町の小学生を対象に、化学実験教室「つくってまなぼう! わくわく実験教室」をセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共催した。子どもたちが楽しみながら化学を学べることを目的に、今年で8回目の開催となる。
8月5日に山田町ふれあいセンター「はぴね」で、地元の小学1年生から6年生までの17人の児童が参加。新型コロナの感染リスクを最小限に抑えるため、昨年同様、山田町の会場とランクセス東京オフィスをオンラインで繋ぎ、画面を通して実験を進めるリモート開催となった。
今年は「暑い夏をエコに涼しく楽しく! 自分だけの保冷剤をつくろう!」をテーマに、地球で起こっている様々な環境問題や身近に取り組める地球温暖化対策について学ぶとともに、電気を使わずに涼しく過ごす方法の1つとして、高吸水性ポリマーを使って保冷剤を作る実験を行った。参加した子どもたちからは「すんごく楽しかった」「高吸水性ポリマーに水を入れてもめばゼリーのようになったところが面白かった」「楽しく保冷剤を作れて、地球温暖化について知れてよかった」などのコメントが寄せられた。
同社は、東日本大震災で被災した子どもたちの支援を目的に、2011年からセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援し、さらなる支援の拡充を目指して2014年から宮城県内、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催している。長引くコロナ禍でも学びの機会が失われないよう、また環境や化学に興味をもつ機会となることを願っての開催となった。今後もすべての子どもたちに質の高い教育の機会を提供するという持続可能な開発目標に向かって、教育分野への支援を続けていく考えだ。