帝人フロンティア 「ラフィナン」新アイテム発売記念しメディアセミナー

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2018年10月29日

 帝人フロンティアは26日、日本初の着用する化粧品「ラフィナン」の新アイテム発売を記念してメディアセミナーを開催し、肌トラブルの現状や新アイテム開発の経緯などを説明した。

理想的なスキンケア方法について述べる宇井医師
理想的なスキンケア方法について述べる宇井医師

 最初に皮膚科医で美容皮膚科医でもある宇井千穂氏が「乾燥シーズンの肌トラブルと最近話題の『過剰保湿』、理想的なスキンケア方法」をテーマに講演した。

 乾燥肌になるとバリア機能が低下し、細菌の侵入やUVの透過、体内からの水分の蒸発といったトラブルが生じるが、一方で、肌を乾燥から守るために1日に何度も保湿剤を塗ると、肌をこすりすぎてしまったり、成分が肌を荒らしたりする「過剰保湿」になってしまうと宇井氏は指摘した。

 こうしたことを防ぐためには、

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帝人フロンティア 「あっちこっち あみたわしクロス」の販売開始

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2018年10月26日

 帝人フロンティアは、極細繊維を使用した掃除グッズ「あっちこっち」シリーズの新商品として、「あっちこっち あみたわしクロス」の販売を開始する。

 今月27日から東急ハンズ各店で先行販売を始め、11月5日からはあっちこっちシリーズの公式サイトと、テイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」 でも販売する。

 新商品は介護転職・派遣・家事代行サービスを展開するパソナライフケアとの共同開発商品。同社独自の「ミクロスター」を使用したワッフル調生地のクロス面と、KBセーレンの新機能ポリエステル「ベルカップル」糸を使用することで形が自在に変化する、型くずれしにくい特殊ブラシ面から成る。

 ブラシ面で頑固な汚れを落とし、クロス面で目に見えないミクロン単位の汚れを拭きあげるなど、一枚で状況に応じた使い分けができる便利な商品だ。

 クロス面とブラシ面の間に手を差し込め、ミトンのように親指が分かれた縫製仕様としているため、力を入れたり、掃除したい箇所を容易につかんだりでき、効果的に掃除することができる。

 また、2つ折りにして、ブラシ面とクロス面を重ね合わせるとずれにくくなり、拭き掃除をより簡単に行うことができる。今年度の販売目標は10万枚となっている。

 あっちこっちシリーズは極細繊維を使用することで、洗剤を使わずミクロン単位の汚れをキレイに拭き取ることが可能。ソフトなクロスを使用しているため、拭き上がり面を傷つけにくいという特徴がある。また、表面の汚れを水で落とせば繰り返し使用でき経済的だ。

 シリーズとして「ふきん」をはじめ「スポンジ」「手袋」「モップクロス」といった用途や、「抗菌」「制菌」といった機能を展開することで様々なラインアップを取り揃え、消費者から好評を得ている。

帝人フロンティア 環境配慮をテーマに19秋冬ユニフォーム内見会

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2018年10月24日

帝人フロンティア「2019秋冬ユニフォーム商品内見会」 帝人フロンティアは、東京支社(港区東新橋)を会場に、23日から26日まで「2019秋冬ユニフォーム商品内見会」を開催している。

 今回は「ENESAVE(エネセーブ)」をコンセプトに展示品を構成。エネセーブは、同社のユニフォーム用途に向けたコンセプトブランドで、これまでは環境・安全・快適の3要素を満たすユニフォームの位置付けだった。

 今回は、特に環境への配慮を「省エネ貢献型製品」「リサイクルの推進」「環境汚染物質排出低減」など6つに分類。安全・快適の各機能やエコに対する考え方を、素材のブランド別、または安全性・持続可能性に基づく繊維業界独自の認証システム「OEKO-TEX(エコテックス)」や「bluesign(ブルーサイン)」別にコンセプトを提示し、8つのカテゴリーに分ける取り組みを行っている、

「コーネックスネオ」の展示スペース
「コーネックスネオ」の展示スペース

 作業着や制服といったユニフォーム分野の展示では初めての試みとなり、今後は、ユニフォーム着用者のさらなる快適性や負担軽減を図るとともに、環境や安全意識の高まる企業に向けに提案を行っていく考えだ。

 会場には、サトウキビから作られるバイオ由来原料を30%使用した「プラントペット」、海洋マイクロプラスチック問題を考慮した「デルタTL」、エネルギー効率の向上に寄与する軽量・防風・保温素材「エルゴライト」、気候変動に対応する蚊を寄せ付けない防蚊加工を施した「スコーロン」などが展示されている。

 安全面では、メタ系アラミド繊維を使用した難燃素材「コーネックスネオ」がひ

「コーネックス」を使用したフリースの難燃性テスト
「コーネックス」を使用したフリースの難燃性テスト

ときわ目を引いた。従来品の「コーネックス」と異なり、分子結合を変えるなどして後染めが可能となったコーネックスネオは、生地作りが6カ月から2カ月に短縮され、ユーザーの注文に迅速に対応できるようになった。

 素材の性質から消防服や自衛隊向けに多く採用されてきたコーネックスだが、内見会場では、野外での焚火を想定したアウトドア向けジャケットや、炎天下・高温下での作業時に着用するファンジャケットを展示。新規用途での展開を図っている。

「コーネックス」再生材を使用したピンクの毛布(手前右)
「コーネックス」再生材を使用したピンクの毛布(手前右)

 また、これまでリサイクルが難しかったアラミド繊維のマテリアルリサイクルが

紹介されていた。縫製工場から出る消防服などの残布を回収し、細かく砕き、再度紡績し再利用するもの。見本として、帝人内では「エコアラミド」と呼ばれる、再生材を使用した難燃性ブランケットや軍手などが出展されていた。

帝人フロンティア サイクリング大会に共同開発のTシャツで協賛

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2018年10月22日

 帝人フロンティアはこのほど、瀬戸内しまなみ海道とその周辺地域で、28日に開催されるサイクリング大会「サイクリングしまなみ2018」に、ルコックスポルティフ(デサントジャパン)と共同でTシャツ提供の協賛を行うと発表した。

 サイクリングしまなみ2018は、日本で唯一の高速道路を通行規制して行うサイクリング大会で、世界有数のサイクリングコースを使用したファンライドイベントとして、国内外から7000人の参加が予定されている。

 今回、帝人フロンティアは、ルコックスポルティフと共同で、帝人フロンティアの機能性素材を使用したTシャツをイベント参加者全員に提供する。使用素材は、優れた吸汗・速乾性とUVカット機能(UPF15)があり、サイクリングなどスポーツ全般に適した快適素材。

 帝人フロンティアは同スポーツイベントを通じて、成長するサイクリング衣料市場での展開を図るとともに、新たなスポーツ用途の開拓を目指す。

オンワード樫山 〝着る〟タイプの化粧品「トトン」展開

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2018年10月16日

 オンワード樫山はこのほど、新ブランド「tton(トトン)」を立ち上げ、11月から〝着る〟タイプの化粧品を販売すると発表した。帝人フロンティアが開発し、医薬品医療機器等法に基づき化粧品としての届け出を行った、日本初の衣料型の化粧品「ラフィナン」を採用した。

 トトンは「心地いい毎日のために〝ととのえる〟ちからをサポート」をコンセプトに、ファッションとビューティーを融合したブランド。第1弾として〝カラダにいいものを食べるように、カラダにいいものを身に着けたい〟という思いに応えるため、「着る。潤す。ととのえる」をテーマに、帝人フロンティアとの取り組みにより、綿リッチな〝着る〟タイプの化粧品の商品化を初めて実現した。

 弱酸性の美容成分を配合し、綿の優しさで素肌を包みながら潤いを閉じ込める。着用中に素肌に密着し、保湿成分を届ける「着るスキンケア」で、健やかでみずみずしい肌へ整える。今シーズンは半袖Tシャツタイプ(レディス・メンズ)、九分袖Tシャツタイプ(レディス)、ブラタンクタイプ(レディス)をラインアップした。

 今後、同コンセプトの下、美容液や乳液などの塗るトトンの展開も計画している。販売は11月13日からオンワードグループ公式通販サイト「オンワード・クローゼット」で先行販売し、同17日からオンワード樫山主要ブランドショップでの取り扱いも始める。

 オンワード樫山は、ファッションとビューティーの融合により新たな需要を喚起し、「新規顧客創造」と「販路拡大」を目指す。

帝人F ファミマと共同開発のストレッチシャツを発売

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2018年10月3日

 帝人フロンティアは、ファミリーマートとの共同開発商品の第3弾「ストレッチドレスシャツ」を、全国のファミリーマート・サークルK・サンクスの約1万6700店で、2日から順次販売を開始した。

 本体価格は2760円、税込み2980円。ソフトな風合い、形態安定性、軽快なストレッチ性を兼ね備えた、帝人フロンティアの高機能ストレッチ素材「ソロテックス」を使用した。

 伸縮性が高く、快適で動きやすい着心地を実現しただけでなく、襟周りにボタンホールが2つあり、首周りのサイズを調整できるようになっている。

 帝人フロンティアとファミリーマートは、帝人グループの高機能素材を使用した、ヘルスケア商品の共同開発などを柱とした業務提携契約を締結し、これまでにマスクや、フェイシャル&ボディケアシートなどを発売している。

帝人フロンティア 高級シルクウール調ポリエステル素材を開発

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2018年9月18日

 帝人フロンティアはこのほど、シルクウールの風合いと外観を兼ね備えた高級シルクウール調ポリエステル素材「ソロテックス ミナージュ」を開発したと発表した。今年度から販売を開始し、高級ファッション向けを中心に幅広く展開する。

 シルクウールの質感と外観を再現するため、ストレート形状のポリエステル長繊維を独自の高次糸加工技術で異位相太細構造とし、「ソロテックス」とブレンドさせて高次染色後加工を行った。

 これにより、天然素材に近い緻密な斑のある染着に加えて、これまでのウール調素材に見られるカサつき感を抑え、ウール独特の反発性としなやかさの発現を可能とし、シルクウールのような風合いと外観を併せ持つ素材を実現した。

 形態回復性やクッション性などの特徴を持つソロテックスを使用しているため、天然素材では実現が困難なウォッシャブルや防シワなどのイージーケアを可能とし、加工により撥水や防汚などの機能を容易に付与することができる。このため、幅広いファッションアイテムへの採用が期待できる。

 合繊素材による天然素材の再現は、これまでもさまざまに行われており、ウール調やシルク調などの合繊素材が開発されてきた。1950年代に流通し始めたシルクとウールのハイブリッド素材であるシルクウールは、ふくらみやしなやかさ、ソフト性、ミックス感のある杢外観、発色性など、合繊素材では同時に再現することが難しい特性を兼ね備えており、合繊素材でそれを実現することはできなかった。

 こうした中、同社は独自の糸加工技術を基盤として、糸構造や染色加工の最適化を図ることで、同製品を開発した。

 今後は高い審美性を持つ快適ファッション素材として販売を開始し、中肉素材を中心に高級ファッション向けのジャケットやアウター、ボトム用途に積極的に提案。これにより、今年度に1万m/年、来年度に5万m/年、再来年度には10万m/年の販売を目指す。

帝人フロンティア 麻調の合繊素材を19春夏から販売

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2018年9月12日

 帝人フロンティアは11日、亜麻のようなナチュラルな表情感と清涼感を表現した、新しい麻(リネン)調ポリエステル素材「シャレールリュクス」を開発し、2019年春夏から快適ファッション素材として販売を開始すると発表した。

 近年、天然素材の需要が高まっているが、原料価格の高騰やイージーケア性、機能性に対するニーズが増していることなどから、天然素材調の合繊素材が関心を集めている。また、麻を中心とする1980年代のレトロ調素材がファッショントレンドとして注目され、機能性に優れた麻調素材の需要が高まっている。

 こうした中、同社は独自の太さ斑加工技術を駆使することで、亜麻糸が持つ特有の糸斑を再現したシャレールリュクスを開発した。

 同製品は、天然麻素材のようなシャリ感・ハリ・自然な外観と、天然麻素材にはないイージーケア性や機能加工付与性を兼ね備えた麻調ポリエステル素材。特徴として、自然な麻調外観や優れた機能性を持つ。

 今後の展開として、高い審美性が求められる快適ファッション素材として販売を開始し、アウターやジャケット、ボトムス、ブラウスなど幅広い用途に向けて積極的に提案していく。積極的に展開を図ることにより、今年度は年間1万m、来年度は同10万m、20年度には同25万mの販売を目指す。

帝人Fなど ポリエステル繊維を10月出荷分から値上げ

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2018年9月11日

 帝人フロンティアと同社グループの東邦テキスタイルは10日、ポリエステル繊維(長繊維・短繊維)とテキスタイルを、10月出荷分から値上げすると発表した。

 値上げ幅はポリエステル繊維と紡績糸が20~30円/kg、テキスタイルは5~10%/m。

 原油価格の上昇、ポリエステル原料であるPTA(高純度テレフタル酸)やエチレングリコールの価格上昇、国内物流費や人件費の高騰などによるコスト増が、自社の合理化努力で吸収できる範囲を超えていることから、同社では製品の安定供給を確保するため、価格改定を実施することにした。

帝人フロンティア 「プルミエール・ヴィジョン」に出展

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2018年9月11日

 帝人フロンティアは10日、フランスのパリで19~21日に開催される、世界最大規模のファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン」に出展すると発表した。

 同展示会は年2回開催されており、今回は57カ国から1964社が出展予定。約6万人の来場が見込まれている。同社として7回目の出展となる今回は、「ソロテックス」と「デルタピーク」を中心としたエコフレンドリーな素材群と、今回の展示会テーマである「日常における機能ファブリック」に沿った、秋冬向けファッション素材を展示する。

 ソロテックスはバネ状の分子構造により、ソフトな新感触、快適なストレッチ性、独特な風合いをベースとしたしなやかさを兼ね備え、形態回復性、寸法安定性、発色性に優れるポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維。

 今回の出展では、形状記憶素材「ソロテックス サイネックス」やウール調素材「ソロテックス フルフラン」など、様々なソロテックスのバリエーションを紹介するとともに、バイオ由来成分を含むことから、環境負荷を抑えたエコフレンドリーな素材としても提案する。

 一方、デルタピークは物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型ファブリック。緻密でフラットな特殊構造により、多くの機能性を併せ持つことが高く評価されており、グローバルスポーツアパレルなどに幅広く採用されている。

 今回の出展では、軽量嵩高性とソフトな風合いを兼ね備えた特殊四層構造素材「デルタ フリーモ」や、生地表面に優れた撥水機能、裏面に吸水機能を併せ持つ次世代快適スウエット素材「フリーモ PRO」など、アスレジャーからカジュアルまで、ライフスタイルに合わせたパフォーマンスファッション素材を提案する。

 同社では今回の出展を通じて、欧州を中心とする新規顧客の開拓や素材の認知度向上を図るとともに、テイジンブランドの存在感をより一層高めていく考えだ。