ADEKA LS事業、日本農薬とのシナジー発現

, , , ,

2023年9月6日

農薬の海外展開加速、動物用殺虫剤市場にも参入

 ADEKAは、ライフサイエンス(LS)事業の成長に期待を寄せる。日本農薬の農薬事業の海外展開を強化するとともに、両社のシナジーで創出した動物用抗寄生虫剤で市場獲得を目指す方針だ。

城詰社長

 先日の決算会見において、城詰秀尊社長がLS事業について説明した。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ADEKAと日本農薬 抗寄生虫剤向けの化合物を創出

, , , , ,

2023年7月11日

 ADEKAと日本農薬は10日、動物用医薬品創出を目指した共同研究において抗寄生虫剤として期待できる化合物群を見出し、同化合物群に関する特許出願4報が世界知的財産機構(WIPO)より国際公開されたと発表した。両社は2018年9月に資本業務を締結し、ライフサイエンス分野の技術連携による新製品の創出を目指している。今後、共同研究を加速し、同化合物群の動物用抗寄生虫剤としての可能性を追求していく。

 世界では、経済的な生活基盤の

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

日本農薬 ブラジル・農薬製販会社の特別損失を計上

, ,

2020年3月18日

 ADEKAの連結子会社である日本農薬は17日、2020年3月期決算で「のれんの減損損失」を特損として計上すると発表した。

 日本農薬は、世界一の農薬市場であるブラジルでの直販体制確立を目的として2014年に同国の農薬製造販売会社シプカムアグロ(現シプカムニチノーブラジル)の発行済み株式の50%を取得し、2016年より連結子会社化。しかし、同国の競争激化により販売が伸び悩んでおり、期初計画に対して業績見通しが乖離している。これに伴い、今年度にのれんの減損損失として、のれん残高全額17億7900万円を特損に計上する。

 なお、シプカムニチノーブラジルは、日本農薬グループの主力剤である園芸用殺虫剤「フェニックス」の販売を開始するほか、その他の自社開発品目の拡販などにより収益性の向上を図っており、買収時の収益計画から遅れているものの、今後、業績は順次進捗する見込みだ。