[昭和電工・人事](10月1日)▽退任(執行役員昭和電工カーボン・ホールディング社長)Klaus Unterharnscheidt▽昭和電工カーボン・ホールディング社長飛戸正己。
昭和電工 人事(10月1日)
2018年9月28日
2018年9月28日
2018年9月11日
2018年9月4日
昭和電工は3日、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)用の分離・分析カラム「Shodex」で、水酸化物系溶液対応陰イオン分析用のイオンクロマトグラフィ用カラム「IC SI‐36 4D」を開発したと発表した。年内の発売を予定している。
新製品で7種の標準陰イオン、亜硫酸イオン、炭酸イオンを分析したところ、高い分離能を示した。水酸化物溶離液は炭酸系溶離液と比較してバックグラウンド電気伝導度が低いため、高感度に分析が可能。二種類の溶媒の切り替え(グラジエント)を必要とせず、一種類の溶媒(アイソクラティック)で30分以内に分離させることができる。
イオンクロマトグラフィは、主に水中の無機イオンの分析に用いられ、水道中のハロゲン系不純物や標準陰イオンの測定などに用いられる分析方法。同社はこれまで、炭酸系溶離液を用いたイオンクロマトグラフィ用カラムを提供していたが、今回新たに水酸化物溶離液に対応した陰イオン分析用カラムを開発した。従来の炭酸系溶離液を用いたカラムに比べ、高感度な分析が可能になる。
2018年8月28日
昭和電工は27日、次亜塩素酸ソーダの国内販売価格を、10月1日納入分から6円/kg以上値上げすることを決定し、ユーザーと交渉を開始したと発表した。
次亜塩素酸ソーダは、水道水・プールの殺菌消毒や紙・パルプの漂白などに使用される、ライフラインには必要不可欠な工業薬品。同社のソーダ電解事業は、原料価格、エネルギー・電力コストの上昇により、長期にわたり厳しい状況が続いている。
さらに、安全・安定供給の実現に不可欠な物流面でも人件費・燃料価格上昇に伴い収益が悪化している。こうした中で、今後も同製品を安全・安定に供給するとともに事業の維持継続を行うには、自助努力によるコスト削減に加えて、コストアップ分の一部を価格転嫁せざるを得ないとの結論に至り、今回の価格改定を実施する。
2018年8月9日
課題解決や研究開発などにAI、次期中計で活用の方向性示す
━ 世界情勢について。
世界経済のファンダメンタルは悪くない。市場の購買意欲が緩やかな右肩上がりになっているからだ。ストップをかけるとすれば、地政学的なリスクを含め政治的要因だ。米中貿易摩擦で、追加関税に最終製品まで含まれ、中国から最終製品が輸出できなくなれば、その部品を作っている日本企業にも徐々に影響が出てくるだろう。
ただ、それはわれわれのようにサプライチェーンの長い素材メーカーには、分かりにくい部分だ。問題の解決は先行き不透明だが、今の状況が長期に続くとは考えていない。投資について言えば、ある程度長い目で判断すべきで、直ちに判断を変える必要はない。
現在七十ドル超の原油価格も、許容範囲の上限にあると言え、今後半年ぐらいはそれほど大きく変わらないのではないか。原油価格は需給環境だけで決まるのではなく、理由が分からず変動することがあるので、何とも言えないところはある。為替も同様だが、急激な変動が最も問題だ。政治も同様だが、安定しているのが望ましい。
━ 米中貿易摩擦による半導体事業への影響は。
中国で計画が遅れる可能性はあるが、当社の事業にはあまり影響しない。半導体の生産は米国が15%で、残りはアジア。世界全体での需要は旺盛で、中国での生産が減少しても、台湾と韓国との比率が変わるだけだ。
当社は半導体向けに、さまざまな製品をアジア・米国へ供給している。中国が大きくなれば