東レ フィルム製品を値上げ、主原料価格などコスト上昇

, ,

2022年8月9日

 東レは8日、ポリエステルフィルム「ルミラー」およびフィルム加工品「セラピール」「メタルミー」について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格より15%」。

 ポリエステルフィルム市場では、昨今の原油価格の高騰に伴い、主原料価格の高騰に加えて、エネルギーコスト、国内外の物流費、荷資材コストの上昇が続いている。同社は、生産合理化など徹底したコスト削減に努めてきたが、これらのコスト上昇は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、健全な事業活動を継続し、フィルム製品の安定供給と新製品開発、顧客へのサービスをさらに向上するため、今回の値上げを決定した。

東レ UF膜が採用された中国の下水処理設備が稼働開始

, ,

2022年7月26日

 東レはこのほど、中国の河北省保定市銀定荘下水処理場高度処理プラントに、同社のUF膜モジュールが採用され、稼働を開始したと発表した。

UF膜モジュールが採用された河北省保定市銀定荘下水処理場高度処理プラント

 同プラントは、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レなど4社 フェムテックの実証事業、経産省に採択

, , , , ,

2022年7月19日

 東レ、あすか製薬、ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンスの4社はこのほど、経済産業省「令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業」における補助事業者に採択されたと発表した。

 フェムテックとは、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ 合繊糸・綿・不織布を値上げ、粗原料などが高騰

,

2022年7月14日

 東レは13日、衣料用・産業用の各分野へ販売する合繊糸・綿・不織布について、7月出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、衣料用および産業用のナイロン6長繊維・短繊維が「50円/kg」、衣料用および産業用のナイロン66長繊維・短繊維が「80円/kg」、ナイロンBCF糸が「50円/kg」、衣料用および産業用ポリエステル長繊維、ポリエステル短繊維が「30円/kg」、アクリル短繊維が「20円/kg」、ポリエステル長繊維不織布が「30円/kg」。

 合繊用の粗原料価格は、世界的な景気回復に伴う需要増加と、ウクライナ情勢による供給懸念を背景とした昨年来の原油価格の高止まりに加え、4月以降の急激な円安進行の影響により、過去3ヵ月で10~30%程度上昇している。また、副資材、燃料エネルギー、運輸費など価格上昇に歯止めがかからず、各合繊の製造コストは、今後も一層の上昇が見込まれる。

 こうした環境下、同社は、固定費および比例費のあらゆる項目について、徹底的なコスト削減と効率化による自助努力を続けてきたが、各種コストの上昇は吸収できる範囲を超えており、安定した品質での商品供給や、高付加価値品の開発といった生産基盤の維持のために、今回の値上げを決定した。なお、当該製品の値上げは、昨年12月、今年3月に続き、短期間で三回目となる。

東レ UL認証不適切行為、ISO認証が取り消しに

, ,

2022年7月13日

 東レは12日、今年1月末に公表した樹脂製品の難燃性を示すUL認証での不適切行為に関連し、ISO(国際標準化機構)の登録認証機関である日本品質保証機構(JQA)による不定期審査を受審した結果、以下の通告を受領したと発表した。

 内容として、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ 環境・モビリティ領域で技術開発とマーケを強化

, , ,

2022年7月12日

 東レはこのほど、環境・モビリティ領域での事業拡大に向け、同領域の開発を一元的に担う「環境・モビリティ開発センター(EMC)」(滋賀県大津市)を発足すると同時に、マーケティング部門の体制を拡充した。成長する同領域に向けて、技術開発と営業とが分野横断的かつグローバルに連携し、同社グループの先端材料によるトータルソリューションを提供していく。

環境・モビリティ開発センター ショールーム(名古屋)

 近年、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ 空気電池向けイオン伝導ポリマー膜を創出

,

2022年6月2日

無孔構造で高伝導性を実現、航続距離拡大に貢献

 東レは1日、空気電池用イオン伝導ポリマー膜の創出に成功したと発表した。

イオン伝導ポリマー膜

 開発品をリチウム空気電池のセパレータに適用することで、従来の微多孔フィルムを用いたセパレータに比べ、安全性の向上と電池の長寿命化が期待できる。未来の

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ テキスタイル(織・編物)を値上げ、コストが上昇

,

2022年5月31日

 東レは30日、婦人・紳士衣料、スポーツ衣料、ユニフォームおよび裏地・資材の各分野へ販売するテキスタイル(織・編物)について、7月の新規契約分から値上げを実施すると発表した。改定幅は、「現行のアパレル入り価格比10~20%」。

 合繊用原料や天然素材、粗原料の価格動向は、昨年以降高値圏での推移が続いている。また、原油価格は世界的な景気回復に伴う需要増と産油国による増産抑制、ウクライナ情勢を起因とする供給懸念に加え急激な円安の進行により、当面の間、高止まりが見込まれている。こうした状況を背景に、合繊原料や天然素材、粗原料、燃料、荷資材、薬剤、油剤、輸送費などが上昇し、今後のコスト上昇や高止まりが改善する見通しは立っていない。

 こうした中、同社は、固定費および比例費のあらゆる項目について徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続けているものの、現在のコスト上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、国内外生産基盤の維持、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制の推進のため、今回の値上げ実施を決定した。

東レ 即効性に優れる新たな抗ウイルス粒子を創出

, , ,

2022年5月30日

従来比約100倍の即効性を確認、幅広い用途へ展開

 東レはこのほど、即効性に優れる新たな抗ウイルス粒子を開発した。危険有害性、耐変色性、耐腐食性にも優れていることから、感染対策が必要な病院や介護施設、公共交通機関など様々なシーンでの使用が期待できる。今後、幅広い顧客へのサンプル提供を開始し、2~3年後をめどに実用化を目指していく考えだ。

開発品のウイルス不活化原理

 従来、ウイルス感染対策で

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ 心房細動治療用カテーテル、持続性も保険適用取得

, , , ,

2022年5月26日

 東レはこのほど、同社が製造販売承認を取得し、東レ・メディカルが日本国内にて販売する心房細動治療用アブレーションカテーテル「SATAKE・HotBalloon カテーテル」について、薬剤抵抗性を有する再発性症候性の持続性心房細動に対する保険適用を取得したと発表した。

心房細動治療用アブレーションカテーテル「ホットバルーン」

 心房細動は、心臓の心房と呼ばれる部位で生じた異常な電気的興奮によって生じる不整脈。この不整脈が継続する期間により、発作性心房細動(発症後7日以内に消失)、持続性心房細動(発症後7日を超えて持続)、長期持続性心房細動(発症後1年を超えて持続)および永続性心房細動(除細動不能)の4つに分類されている。日本では

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について