東レ テキスタイル(織・編物)を値上げ、コストが上昇

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2022年5月31日

 東レは30日、婦人・紳士衣料、スポーツ衣料、ユニフォームおよび裏地・資材の各分野へ販売するテキスタイル(織・編物)について、7月の新規契約分から値上げを実施すると発表した。改定幅は、「現行のアパレル入り価格比10~20%」。

 合繊用原料や天然素材、粗原料の価格動向は、昨年以降高値圏での推移が続いている。また、原油価格は世界的な景気回復に伴う需要増と産油国による増産抑制、ウクライナ情勢を起因とする供給懸念に加え急激な円安の進行により、当面の間、高止まりが見込まれている。こうした状況を背景に、合繊原料や天然素材、粗原料、燃料、荷資材、薬剤、油剤、輸送費などが上昇し、今後のコスト上昇や高止まりが改善する見通しは立っていない。

 こうした中、同社は、固定費および比例費のあらゆる項目について徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続けているものの、現在のコスト上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、国内外生産基盤の維持、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制の推進のため、今回の値上げ実施を決定した。

東レ 即効性に優れる新たな抗ウイルス粒子を創出

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2022年5月30日

従来比約100倍の即効性を確認、幅広い用途へ展開

 東レはこのほど、即効性に優れる新たな抗ウイルス粒子を開発した。危険有害性、耐変色性、耐腐食性にも優れていることから、感染対策が必要な病院や介護施設、公共交通機関など様々なシーンでの使用が期待できる。今後、幅広い顧客へのサンプル提供を開始し、2~3年後をめどに実用化を目指していく考えだ。

開発品のウイルス不活化原理

 従来、ウイルス感染対策で

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東レ 心房細動治療用カテーテル、持続性も保険適用取得

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2022年5月26日

 東レはこのほど、同社が製造販売承認を取得し、東レ・メディカルが日本国内にて販売する心房細動治療用アブレーションカテーテル「SATAKE・HotBalloon カテーテル」について、薬剤抵抗性を有する再発性症候性の持続性心房細動に対する保険適用を取得したと発表した。

心房細動治療用アブレーションカテーテル「ホットバルーン」

 心房細動は、心臓の心房と呼ばれる部位で生じた異常な電気的興奮によって生じる不整脈。この不整脈が継続する期間により、発作性心房細動(発症後7日以内に消失)、持続性心房細動(発症後7日を超えて持続)、長期持続性心房細動(発症後1年を超えて持続)および永続性心房細動(除細動不能)の4つに分類されている。日本では

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東レとポリプラ 多層樹脂チューブを実現する接着材開発

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2022年5月26日

 東レとポリプラ・エボニックは25日、ポリアミド樹脂(PA)とポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)の接着を可能とする接着材料を共同開発したと発表した。

PPS「トレリナ」+ PA12「ダイアミ」の冷却配管用多層樹脂チューブ

 内層に

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東レ 認証登録の不適正行為、経営責任で社長などを処分

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2022年5月17日

 東レはこのほど、樹脂事業におけるUL認証登録に関する不適正行為について、ガバナンス委員会での審議を経て、経営者としての責任を明確にすべく取締役の処分を決議したと発表した。

 処分内容は、日覺昭廣社長が月額報酬の50%減額(6ヵ月間)、阿部晃一代表取締役および大矢光雄代表取締役が月額報酬の30%減額(同)、その他取締役五人が月額報酬の10~20%減額(3~6ヵ月)となっている。

 なお、元代表取締役1人および社外取締役4人から、報酬の一部について自主返上する旨の申し出があった。また、不適正行為に関わる実行行為責任および管理・監督責任に関しては、同社のルールに基づき厳正な処分を実施するとしている。

東レの3月期 機能化成品事業がけん引し増収増益

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2022年5月16日

 東レは13日、2022年3月期の連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年比18%増の2兆2285億円、事業利益46%増の1321億円、純利益84%増の842億円だった。

 セグメント別に見ると、繊維事業は増収増益。国内外ともに

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東レ 超ハイバリアフィルム、蒸着で低コスト実現

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2022年4月27日

製膜速度とバリア性を両立、2023年に実用化

 東レはこのほど、独自の膜設計および膜形成技術の追求により、従来対比大幅な低コスト化を実現する超ハイバリアフィルムを創出した。フレキシブルデバイスや

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東レ 超低圧・中性分子高除去RO膜エレメント販売開始

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2022年4月20日

 東レは、原水中のシリカやホウ素などの電気的中性成分の除去性能を大幅に向上させた超低圧RO膜エレメント「TBW‐HRシリーズ」の販売を4月より開始した。

 半導体製造など電子産業に

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東レ 水なしEBオフセット印刷で軟包装材印刷を拡大

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2022年4月19日

 東レとスロバキアのCHEMOSVIT社(チェモスビット)は、軟包装材印刷時のCO2削減やリサイクル拡大の加速を目指す共同取り組みを1月より開始した。環境対応に優れる東レの軟包装用水なしEB(電子線)オフセット印刷材料(版材・インキ原料)と、チェモスビットの軟包装材コンバーティング技術を使う。

水なしEBオフセット印刷方式を適用した食品包装サンプル

 第1弾として、水なしEBオフセット印刷方式でモノマテリアルフィルムを使用したリサイクル可能な食品包装サンプルを3月に共同で製作。欧州で需要が

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東レ UL認証の不適切行為、80年代後半から組織的

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2022年4月14日

 東レは12日、樹脂製品の認証登録を受けた米UL(アンダーライターズ・ラボラトリーズ)のフォローアップ検査(FUS)時の不適切な対応について、有識者委員会による調査結果報告書を公表した。

 難燃性のUL認証に登録した樹脂製品について、

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