東亞合成 硫酸を値上げ、事業採算是正で4年ぶり

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2022年7月29日

 東亞合成は28日、硫酸(発煙硫酸、濃硫酸、薄硫酸)を9月1日出荷分から値上げすることを決め、需要家との交渉に入ると発表した。改定幅は「4円/kg以上」。2018年8月以来、4年ぶりの値上げとなる。

 原燃料価格や主原料である硫黄の価格の急騰に伴い、製造・販売コストが上昇し、同社の事業採算が悪化している。製造原価の低減や、経費削減、物流の効率化などのコスト削減に努めているが、今後も継続的なコスト上昇が見込まれる中、安定生産と安定供給を維持するためには、価格改定が必要と判断した。

東亞合成 次亜塩素酸ソーダ製品を値上げ、来月から実施

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2022年7月26日

 東亞合成は25日、次亜塩素酸ソーダ、「ツルクロン」「アロンクリン」の値上げを決め需要家との交渉に入ると発表した。改定幅はタンクローリー品が「6円/kg以上」、ポリ缶とバッグインボックス品が「10円/kg以上」。

 対象製品については、昨年12月に値上げを実施したが、その後も原燃料価格の急騰を受けて、次亜塩素酸ソーダの製造・販売コストが上昇し、同社の事業採算が悪化している。自助努力のみでのコスト吸収は困難なことから、適正品質の製品を安定供給していくため、今回の価格改定を打ち出した。

東亞合成 液体カセイソーダ値上げ、原燃料価格が急騰

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2022年7月26日

 東亞合成は25日、液体カセイソーダを8月1日出荷分から値上げすることを決め、需要家との交渉に入ると発表した。改定幅は「30円/kg以上」(固形換算)。

 同製品については、昨年12月に価格改定を実施したが、その後も原燃料価格の急騰に伴い、カセイソーダの製造・販売コストが上昇し、事業採算が悪化している。同社では、生産効率化や物流合理化によるコスト削減に努めてきたものの、自社のみでの吸収は不可能なことから、適正品質の製品を安定供給していくために、再度の価格是正が必要と判断した。

東亞合成 高純度無機製品を値上げ、主原料高騰で4製品

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2022年6月29日

 東亞合成は28日、高純度無機製品を7月1日出荷分から値上げすることを決め需要家との交渉に入ると発表した。対象製品と改定幅は、高純度カセイカリが「120円/kg以上」、高純度炭酸カリが「110円/kg以上」、液化塩化水素と高純度塩酸が「現行価格の20%以上」。

 対象製品の主原料であるカセイカリや塩素が高騰しており、今後も引き続き価格の上昇が見込まれている。また、電力料金や輸送費の上昇、生産設備への増強投資による固定費の増加が、同社の利益を圧迫している。生産効率化や物流合理化によるコスト削減を継続しているが、自助努力での吸収は困難なことから、適正品質の製品の安定供給には価格是正が必要と判断した。

東亞合成 夏のリコチャレ、化学の魅力を女子中高生に

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2022年6月28日

 東亞合成は今年も「夏のリコチャレ 2022~化学ってスゴイ! 化学会社のお仕事体験!~」を8月に開催する。 

夏のリコチャレの会場となる、東亞合成の高岡創造ラボ(左)とR&D総合センター

 同イベントは、内閣府と日本経団連が推進する女子生徒らへの理工系分野への進路選択を応援する取り組み「理工チャレンジ(リコチャレ)」の趣旨に賛同したもの。女子中高生を対象とした2つのプログラムが用意されている。

 A日程は8月4日(午前9~11時半)、オンラインで参加者と高岡工場・高岡創造ラボ(富山県)を結び、B日程では8月23日(午後1~4時)、名古屋工場・R&D総合センター(愛知県)を会場に対面形式で実施する。いずれも工場見学や模擬実験、女性社員との座談会などを予定する。

 対象者はA日程:女子中高生、B日程:東海地区在住の女子中高生。各日程とも十人程度を募集する。応募締め切りはA日程:7月15日、B日程:8月2日。参加申し込みは専用サイト(https://forms.gle/NHuBuQZcq375PpAb9)から。定員になり次第、応募受付は終了する。

東亞合成 カセイカリ製品再値上げ、安定供給を維持

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2022年6月28日

 東亞合成は27日、「液体カセイカリ」「フレークカセイカリ」「スーパーカリ」の3製品を、7月1日出荷分から値上げすることを決め需要家との交渉に入ると発表した。改定幅は、液体カセイカリとスーパーカリが「110円/kg以上」(固形換算)、フレークカセイカリが「110円/kg以上」(有姿)。

 対象製品については今年2月に値上げを実施したが、その後も主原料の塩化カリは、需給ひっ迫や円安を背景に調達価格が大幅な上昇を続けている。また、電力料金や物流費なども高騰。同社では、生産効率化や物流合理化によるコスト削減を継続しているが、これらのコストアップは、自助努力のみで吸収できる範囲を大幅に超えていることから、適正品質の製品を安定供給していくために、価格是正が必要と判断した。

【変革に挑む注目企業特集】東亞合成

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2022年6月17日

代表取締役社長  髙村美己志氏

第四の柱を創出しさらなる飛躍へ、研究開発は本質を追う

 東亞合成は、今年度を最終年度とする3ヵ年中期経営計画の基本方針の1つに、将来を支える新たな「第四の柱」の創出を掲げている。中でも、コア技術やこれまで培ってきた知見を最大限に生かせる、ヘルスケアとモビリティ関連領域を有力なターゲットと位置づけている。一方では

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東亞合成の1-3月期 増収も自動車減産など響き減益

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2022年5月9日

 東亞合成が28日に発表した2022年12月期第1四半期(1-3月期)の連結決算は、売上高が前年同期比5%増の378億円、営業利益は12%減の41億円、経常利益は10%減の47億円、純利益は10%増の40億円となった。

 電子材料向けの出荷が好調な半面で、

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東亞合成 水素ステーション開所、徳島工場隣接の定置式

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2022年4月20日

 東亞合成はこのほど、同社徳島工場(徳島市川内町)の隣接地に四国では初となる定置式の「東亞合成水素ステーション徳島」を開所した。

東亞合成水素ステーション徳島の全景。FCVやFCバスへの水素供給を行う

 同工場で製造した水素を

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東亞合成 名古屋物流拠点を集約、新センター6月に着工

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2022年3月31日

名古屋工場物流センターの完成イメージ

 東亞合成はこのほど、名古屋工場(名古屋市港区)内の遊休地に物流センターを建設すると発表した。同工場の構内に点在している倉庫と外部で賃借している倉庫を新拠点に集約する。一般倉庫4階建て1棟と危険物倉庫2棟、延べ床面積は約4万㎡。6月に着工し、2024年の完成を予定する。

 同社は新物流センターを建設することで、

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