出光興産 東亜石油を再びTOBへ、完全子会社化が目的

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2022年10月3日

 出光興産は30日、連結子会社(所有割合50.12%)である東亜石油について、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。

 買い付け

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出光興産 東亜石油のTOBが不成立、買付下限に達せず

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2021年2月17日

 出光興産は16日、東亜石油の株式公開買い付け(TOB)が終了し不成立となったと発表した。買付予定数の下限に満たなかった。

 出光興産は昨年12月、昭和シェルとの合併に伴い連結子会社となった東亜石油をTOBにより完全子会社化することを表明。出光興産グループの一体経営を図り、経営の効率化や最適化、また意思決定の柔軟化や迅速化を実現し、国内石油製品需要の減少や脱炭素社会に向けた動きへ対応していくことを目指していた。

 出光興産は、今回のTOBが不成立に終わったことを踏まえ、従来と同様に同社グループの企業価値向上を目指していく。

 

昭和電工 日立化成の株式公開買い付けを24日から開始

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2020年3月24日

 昭和電工は23日、日立化成の株式公開買い付け(TOB)を24日から開始すると発表した。

 同社は昨年12月、各国(日本、中国、韓国、米国、欧州連合、台湾)の競争法に基づく必要な手続きや対応が完了することを条件に、日立化成のTOBを開始することを公表。しかし2月末には、一部の国で審査に時間が掛かっていたため、TOB開始が3月以降になると発表していた。

 こうした中、今回、全ての国の審査が終了したことを確認し、TOB開始の決定に至った。なお、買い付け総額は約9640億円を見込んでいる。

旭化成 米製薬企業ベロキシスの買収を完了、完全子会社に

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2020年3月5日

 旭化成は4日、米製薬企業ベロキシス社を保有するデンマークのベロキシスDK社の株式公開買い付け(TOB)と完全子会社化の手続きが今月3日に完了し、ベロキシス社が100%連結子会社となったと発表した。ベロキシス社の買収により、旭化成は米国医薬品市場での事業基盤を獲得したことになる。

 買収のシナジーとして、①両社の事業基盤(旭化成:日本・アジア、ベロキシス社:米国)を活用したライセンス活動などの活性化による、新たな成長ドライバーとなる医薬品の獲得機会増加②旭化成の創薬研究力とベロキシス社の米国市場での医療ニーズの把握力を組み合わせることによる、高いアンメットニーズを満たす新薬の創出③米国のイノベーション・臨床現場へのアクセスを活用したヘルスケア関連新事業の創出、などの実現を目指す。

 旭化成は、ヘルスケア領域の長期的な成長のため、多様な成長力・競争力を組み合わせ、医薬事業と医療機器事業の両輪で「グローバル・ヘルスケア・カンパニー」としての進化をさらに加速することが必要だと考えている。新たに加わるベロキシス社の経営陣、従業員とともに、既存の医薬事業と獲得した医薬事業、両社の価値の最大化を図る。

 また、引き続き、ヘルスケア領域のさらなる成長、ひいては旭化成の持続的な企業価値向上を目指す方針だ。なお、現在のベロキシス社の経営陣は、買収後も同社の経営に携わる。

昭和電工 日立化成の株式公開買い付け開始が3月以降に

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2020年3月2日

 昭和電工は28日、日立化成の株式公開買い付け(TOB)の実施が早くとも3月以降になる見込みと発表した。

 各国の競争法に基づく必要な手続きや対応を進めているものの、一部の国において審査に時間が掛かっていることが要因。引き続き早期にこれらの手続きと対応を完了するために努力していく。

 昭和電工は昨年12月に、国内外(日本、中国、韓国、米国、欧州連合および台湾)の競争法に基づく必要な手続や対応が完了することなどを条件に、2月をめどに日立化成のTOBを開始すると公表していた。

昭和電工 日立化成を9600億円超で買収

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2019年12月19日

 昭和電工は18日、今月9日に設立した完全子会社のHCホールディングスを通じ、日立化成の全株式を株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。

 昭和電工によれば、日立化成が目指す「機能創出・ソリューション提供を通じた存在感のあるグローバルトップクラスの高機能材料メーカー」と、昭和電工が求める「製造業を超えたソリューション提供カンパニー」という目指す姿が一致していることに加え、日立化成の「ニッチ&クラスター戦略」は、昭和電工の「個性派事業戦略」と、ソリューション志向である点や、多くのグローバルトップシェア事業を対象とした成長戦略であるといった意味で共通性があると考えている。

 こうした背景から、日立化成を子会社化することは、両社の経営方針にも合致するとし、今回の買収合意に至った。買収金額は9600億円超となる見込み。

 昭和電工が目指す「個性派企業」とは「収益性と安定性を高レベルで維持できる個性派事業の連合体」であり、「個性派事業」は適正な市場規模でグローバルトップシェアを獲得できる事業と定義している。

 適正な市場規模は個別事業分野の特性や事業環境によるが、1つの目安として500億~5000億円の市場を有力な対象として考えている。

 昭和電工は、電子材料用高純度ガスやハードディスク、さらには黒鉛電極など、すでに特色ある複数の個性派事業をもっており、また、アルミニウム事業やセラミックスを含めた非有機・無機化学品事業が、売上高の半数超となっている。

 この点、有機化学の事業が大宗を占める企業が多く存在する化学業界の中で、化学メーカーでありながら売上高の半数超が非有機・無機化学品事業で占められる昭和電工の事業ポートフォリオは、世界的にもユニークな事業ポートフォリオとなっている。

 昨年12月に公表し、今年から開始した3カ年の中期経営計画「The TOP 2021」の中では、既存の個性派事業に続く新たな個性派事業群の確立に取り組み、2025年には少なくとも既存事業の半数以上を「個性派事業」とすることを中長期的な経営目標としている。

 このような経営戦略を実現するために、1500億円のM&A枠を含む総額4000億円の投資枠を打ち出し、個性派企業として競争力を高める手段としての他社との提携やアライアンスの方策の検討を進めていた。