積水化成品 スキン用ゲルの新製品、共同開発で提供開始

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2020年10月13日

 積水化成品工業は12日、美容分野のスキンケア用ゲルについて、新しい開発スタイルを基にしたゲル製品「テクノゲル AI‐FIT」の提供を開始したと発表した。これは、多様化する顧客の要望に迅速に応えるため、富士通、富士通エフサス、Ridgelinezと共同で処方開発のAI化に取り組んだもの。「テクノゲル」は、肌にやさしいスキンケア用のマスク素材として広く使われている。

化粧品マスク使用例
化粧品マスク使用例

 積水化成品では、肌への密着性が高く、持続的に潤いを与える化粧品マスクの自社製品化やOEM対応を行ってきた。従来、化粧品マスクの評価では、使用感として「みずみずしい、しっとり感を得られる」といった官能的な表現となることから、顧客の要望と処方開発とのすり合わせに時間がかかることが開発課題となっていた。

 こうした課題を解決するため、官能評価の定量化に注力するとともに、富士通のAI技術「Zinrai」を活用して化粧品マスク処方提案システムを開発。この取り組みにより、官能評価を数値化できたことで、より多様なニーズに迅速に応えることが可能となった。1例として、特に要望の多い高保湿性について処方を導き出した結果、従来品よりもしっとり感が持続し、保湿効果(角層水分量)が定量的に向上。現在サンプル提供を開始しており、顧客にも効果が実感できると好評を得ている。

 同社は今後、顧客の要望に迅速に応えられるシステムとして認知度向上を図るとともに、「テクノゲル AI‐FIT」から導かれる製品のラインアップ化を進め、様々な活用シーンに対応する化粧品ゲルマスクの提供をはじめとして、各種製品化に取り組んでいく考えだ。

 

積水化成品 持続可能な社会の実現、ステートメントを策定

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2020年7月14日

 積水化成品工業は13日、持続可能な社会の実現に向けた取り組みや目標を定めた「SKG‐5R STATEMENT」を策定したと発表した。同社は、現中期経営計画「Make Innovations Stage‐Ⅱ」の中で、「持続可能な社会への貢献」を経営の重点課題に掲げている。

 今回、同社の到達目標や取り組みを、地球環境を含めたステークホルダーに対してコミットするため、ステートメントを策定した。「SKG‐5R」のSKGは積水化成品グループを示す。一方、5Rは、循環型社会の実現に向けた3R(リデュース、リユース、リサイクル)に、同社グループの独自技術による2R(リプレイス、リ・クリエイト)を加えたもので、持続可能な社会の実現に向けた活動骨子となる。

 2030年度までに達成する2つの目標として①サスティナブル・スタープロダクト(環境への貢献度が高い製品)の累計登録件数を百件とその売上高比率20%、②CO2排出量27%削減(2018年度比)を設定。同社は、これらの目標達成に向けて「SKG‐5R」を推進することで、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献していくとともに、「環境リーディングカンパニー」を目指していく。

 なお、今後の取り組み進捗は、ウェブサイトや統合報告書を通じて報告する予定だ。

 

積水化成品工業 役員人事(6月24日)

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2020年4月27日

[積水化成品工業・役員人事](6月24日)▽取締役常務執行役員、研究開発センター長、基礎研究所長浅田英志▽社外取締役、光生アルミニューム工業取締役、コマニー顧問北川尚人▽退任(取締役)、常務執行役員環境・品質統括センター長辻脇伸幸▽同(社外取締役)網本勝彌▽執行役員、管理本部法務コンプライアンス部長藤原敬彦▽退任(執行役員第2事業本部副本部長)、顧問寺田隆丸▽監査役竹腰浩次郎▽社外監査役、積水化学工業顧問福永年隆▽退任(監査役)守屋雅之▽同(社外監査役)濱部祐一。

 

積水化成品工業 人事(1日)

2020年4月2日

[積水化成品工業・人事](1日)▽EB Project Teamヘッド舟橋勝博▽研究開発センター開発部長日下明芳▽第1事業本部企画部長山福昭彦▽同事業本部同部兼出向積水化成品関西常務取締役管理本部長松本治▽同事業本部樹脂事業部長高橋謙司▽同事業本部シート事業部長宇田純▽同事業本部生活資材事業部長小野塚智義▽出向積水化成品西部常務取締役藤川延孝▽同同社取締役草竹俊一▽同積水化成品東部社長川名清一郎▽同積水化成品西部社長江尻暁。

 

積水化成品工業 組織改正(4月1日)

2020年3月25日

[積水化成品工業/組織改正](4月1日)▽EB Project Teamを新設する(※本「Project Team」は「部」と同格)▽「積水化成品九州」「積水化成品山口」「積水化成品四国」の三社を再編し、「積水化成品西部」「積水化成品大分」を設立する。