製薬企業3社(第一三共、武田薬品工業、中外製薬)と患者団体2団体(全国がん患者団体連合会、日本難病・疾病団体協議会)は10月5日、日本におけるペイシェント・アンド・パブリック・インボルブメント(PPI)の推進に向けて、「医薬品研究開発への患者参画」および「情報提供のあり方」をテーマに、対談を実施した。
PPIとは、研究開発だけでなく、
2023年11月24日
2021年12月27日
宇部興産は24日、第一三共との共同研究開発により創製した “宇部興産 抗血小板剤の効能効果など、一部変更承認を取得” の続きを読む
2021年11月8日
デンカはこのほど、東京大学と共に商用製造工程の開発を進めてきたがん治療用ウイルスG47デルタ製剤「デリタクト注」(一般名:テセルパツレブ)について、第一三共が国内での販売を開始したと発表した。デンカは、第一三共から委託を受けて同品を製造し、10月に出荷開始している。
同品は、がん治療用ウイルスG47デルタ製剤であり、悪性神経膠腫を対象として世界で初めて承認されたがん治療用ウイルス製剤。生きたウイルスそのものを製剤化したものであるため、その製造には、大規模なウイルス培養技術や特殊な試験技術の確立が必要であり、長年にわたりウイルス感染症ワクチンとウイルス検査試薬の開発・製造を行ってきたデンカの技術やノウハウが十分に活用されている。
デンカは、同品の商用製剤供給を通じて、アンメット・メディカル・ニーズが高い悪性神経膠腫における新たな治療の選択肢を提供することで、医療の発展に貢献する。デンカは、国内医療機関からのニーズに確実に応えて、安定供給を実現するとともに、同品の製造工程開発で得た技術・ノウハウを生かして、ウイルス製剤などの医薬品製造開発受託企業(CDMO)としてのプレゼンス確立・拡大に向けた取り組みを推進する。