JXTGエネルギー 「ENEOSヴィーゴ」の販売を9月で終了

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2018年9月12日

 JXTGエネルギーはこのほど、ハイオクガソリン「ENEOSヴィーゴ」の販売を、9月末で終了することを決定したと発表した。10月1日から、ENEOSのSSでは「ENEOSハイオクガソリン」を販売する。

 同社はエンジンの吸気弁やインジェクターの清浄性能を持つ、オリジナル商品ENEOSヴィーゴを、製油所・油槽所に専用タンクを配備するなど独自の供給体制を構築し、2002年から販売してきた。

 しかし、物流環境が大きく変化しており、現状の体制でENEOSヴィーゴの安定供給を継続することは困難であると判断し、販売を終了することにした。

 どちらの製品もサルファーフリー保証であるが、ENEOSヴィーゴがエンジン吸気弁やインジェクターに付着した汚れを徐々に削減するのに対し、ENEOSハイオクガソリンはエンジン吸気弁に新たな汚れが付着することを防ぐという、性能の違いがある。

JXTGエネルギー 川崎製油所と川崎製造所の組織を統合

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2018年9月11日

 JXTGエネルギーはこのほど、川崎市川崎区で石油・石油化学製品を生産・製造する川崎製油所と川崎製造所の組織を来年4月1日に統合し、事業所名を「川崎製油所」とすることを決定したと発表した。

 国内石油製品の構造的な需要減退やアジアを中心とした国際競争が激化するなど、石油業界を取り巻く環境が一層厳しさを増している。

 同社は昨年4月のJXエネルギーと東燃ゼネラル石油との経営統合により、国内16カ所に製油所・製造所を保有して以来、川崎地区においては独立した2つの組織を維持しながら、統合シナジーを追求してきた。

 こうした中、さらなる効率運営、安全・安定操業の高い次元での実現に向け、川崎製油所と川崎製造所の組織を統合することを決定。これにより、石油精製・石油化学が高度に連携・垂直統合された川崎製油所は京浜臨海地区の一大生産拠点となる。

 同社は今回の組織統合により、中期経営計画で掲げている50億円の統合シナジー効果の実現に向けた取り組みを加速させ、同所の国際競争力強化を推進していく方針だ。

 なお、統合後の主な精製・製造能力は、原油処理能力:日量23万5000バレル、エチレン製造能力:年産99万t、プロピレン製造能力:同69万4000t、パラキシレン製造能力:同35万tとなる。

JXTGエネなど 五井火力更新の共同開発検討で基本合意

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2018年9月10日

 JERAとJXTGエネルギー、東京電力フュエル&パワー(東電FP)はこのほど、JERAが進める五井火力発電所更新計画の共同開発検討に関する基本合意書を締結したと発表した。

 JERAとJXTGは今年度中をめどに、同計画の実施主体となる合弁会社を共同出資で設立することを目指す。また東電FPは、合弁会社への発電所用地提供などの役割を担う。

 発電所は千葉県市原市の東電FP五井火力発電所敷地内に建設する。LNG(液化天然ガス)を燃料とするガスタービンコンバインドサイクル方式で、発電規模は78万kWが3基の合計234万kW。発電端熱効率は64.0%(低位発熱量基準)。運転開始は2023~24年を予定している。

 JERAは東京電力と中部電力が15年4月に、燃料上流・調達から発電、電力・ガスの販売に至る一連のバリューチェーン全体を統合し、世界で戦うグローバルなエネルギー企業の創出を目指して設立した。

 また、東電FPは燃料・火力発電事業を担う東京電力グループの事業会社で、世界各国からLNG・石炭・石油を調達。関東地方を中心に15カ所の火力発電所を所有している。

JXTGエネルギー 9月のベンゼンACはP900ドル/t

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2018年9月4日

 JXTGエネルギーは3日、9月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を900ドル/tで決着したと発表した。

 8月のアジア域内ベンゼン市況は堅調な需要に加え、誘導品の新設装置が稼働を開始したことから底堅く推移した。こうした事業環境を反映し、9月のACPは、前月比40ドル/t高で決着した。なお、国内価格換算想定値は105円/kg。