昭和電工は7日、2019年度上期(1-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年度比4%増の4755億円、営業利益10%増の855億円、経常利益9%増の848億円、純利益14%増の658億円となり、各利益項目は上期として過去最高を更新した。
同日開催された決算説明会で森川宏平社長は、「上期は、当社の主戦場としている電子材料、自動車、FA(ファクトリーオートメーション)・産業機器の3領域は厳しい環境が続いたが、黒鉛電極の好調さでカバーし、すべての利益項目で上期として過去最高となった」と総括した。
事業を取り巻く景況感については、「年初に比べ世界景気の減速が明確化している。3領域の市場は、